子どもをトランポリンで遊ばせるメリット
トランポリン遊びは、一見すると飛び跳ねるだけの単純な遊びに見えるでしょう。しかし、トランポリン遊びには、子どもの成長にプラスに働くメリットが隠されています。
体幹が鍛えられて強い体になる
子どもをトランポリンで遊ばせると、体幹の強化が期待できます。体幹とは、頭と手足を除いた胴体のことです。
トランポリンは不安定な布の上でジャンプを繰り返す遊びです。連続してジャンプを行うためには、空中での姿勢を制御して、理想的な場所に着地しなければなりません。また着地後もバランスを調整したり、踏ん張ったりする必要があります。
これらの動作は無意識に腹筋や背筋を使うため、知らず知らずのうちに体幹が鍛えられていくと考えられるのです。子どものうちから体幹を鍛えておくと、運動能力の向上や姿勢の改善が期待できます。
運動神経の向上が期待できる
運動神経のレベルアップが期待できるのも、トランポリンで遊ばせるメリットです。
トランポリンは、次のジャンプにつなげるには足をどの程度開いて着地すればいいか、バランスを崩してしまったときはどこに手を付けばダメージを抑えられるかなど、ジャンプしてから着地するまでの短い間で様々な判断を下しています。
あらゆる状況に臨機応変に対応しながら遊んでいると、だんだんと体の動きと脳の働きがリンクし始め、体を自由に制御できるようになっていくと考えられます。
子ども用のトランポリンを選ぶときのポイント
市場には様々な特徴を持つトランポリンが販売されています。注目すべきポイントに絞って商品を吟味すれば、理想的な1台に巡り合えるでしょう。
子どもが使用するトランポリンを購入するとき、チェックしたいポイントを解説します。
静音性や耐久性を考慮してバネの種類を選ぶ
トランポリンはバネの種類によって「金属バネタイプ」と「ゴムバンドタイプ」に分けられます。
「金属バネタイプ」は耐久性が高いので、新品同様の弾み具合が長期間持続するでしょう。ただし、バネとバネの間に手足を挟む危険性があり、幼い子どもが使用するには不向きです。
一方の「ゴムバンドタイプ」は、安全性が高いのが特徴です。万が一バンドの上に着地してもけがをする心配が少なく、幼い子どもにも安心して与えられます。
ただし、ゴムバンドタイプは耐久性に劣るので、トランポリンを長期間使用したい人には不向きといえます。
耐荷重が大きいものだと安心
子ども用のトランポリンを選ぶ際は、耐荷重もチェックしましょう。トランポリンには、乗せてもいい重さの上限を指す耐荷重が設定されています。
子ども用のトランポリンは耐荷重が50~70kg程度に設定されているアイテムが多く、子どもが1人で使用する場合には耐荷重をオーバーするケースはまずないと思われます。
しかし、両親自らが飛ぶ姿を手本として見せるシーンが想定されるなら、耐荷重が大きいアイテムを購入しておくと安心です。
また、きょうだいがいる家庭にも耐荷重が大きいトランポリンがおすすめです。耐荷重が大きいトランポリンなら、万が一きょうだいがいっぺんに乗ってしまった場合でも、壊れる可能性が低くなります。
本体重量が軽ければセッティングが楽
本体の重量も重要なチェックポイントです。家庭用のトランポリンの場合、普段は部屋の片隅やクローゼットにしまっておき、使うときだけ出すパターンもあるでしょう。
本体重量が軽いトランポリンなら軽々と移動できるので、セッティングが苦になりません。セッティングが面倒になってトランポリンを使わなくなるという事態も防げます。
しかし、軽いトランポリンは安定感に欠ける傾向があります。遊具としての機能性と移動の利便性を考慮し、安全に遊べる程度の重量感があるアイテムを選ぶことが重要です。
おすすめの子ども用トランポリン
子どもが使用するトランポリンを選ぶ際には、子ども用をうたっているアイテムを選ぶと間違いがありません。
子ども用のトランポリンを選ぶなら、まず候補に入れてほしい3台を紹介します。
アガツマ「アンパンマン ぴょんぴょんジャンプ」
子どもに大人気のアニメ『アンパンマン』のトランポリンです。アンパンマン・ばいきんまん・ドキンちゃんが描かれたかわいい1台で、アニメが好きな子どもなら、思わず食い付くこと間違いなしでしょう。
対象年齢は3歳以上に設定されていて、トランポリンの直径は約93cmです。コンパクトなサイズですが、子どもが使用するには十分な大きさといえるでしょう。
手狭なリビングや子ども部屋に設置しても圧迫感がないので、トランポリンを置けるスペースが限られている家庭におすすめです。
・商品名:アガツマ「アンパンマン ぴょんぴょんジャンプ」
DesertFox「トランポリン 子供用」
耐荷重が約150kgと大きな子ども用のトランポリンです。大人が使用しても十分耐えられる耐荷重なので、子どもがダイナミックに遊んでも壊れる心配はないでしょう。
飛び出し防止用のネットが付いているのもポイントです。トランポリンは少なからずけがのリスクがある遊びです。勢い余ってトランポリンの外に投げ出されれば、捻挫や打ち身などのけがを負う危険性があります。
飛び出し防止用のネットが付いているトランポリンなら、外に投げ出される心配がないので、トランポリンに不慣れな子どもにも安心して与えられます。
・商品名:DesertFox「トランポリン 子供用」
créer「トランポリン こども用」
3段階に長さを調節できるT字型の手すりが付いたトランポリンです。手すりは着脱が可能で、トランポリンに慣れてきたら手すりを外して自由度を高められます。習熟度に合わせて使い方をアレンジできるため、長く愛用できるでしょう。
バネにはゴムバンドを採用しています。バネの間に手足が挟まる心配がないので、トランポリンに不慣れな子どもでも安心して遊べるでしょう。金属バネタイプのように、ジャンプするたびにギシギシと音がする心配もありません。集合住宅でも騒音を気にせず使用できます。
・商品名:créer「トランポリン こども用」
インテリアの邪魔をしないおしゃれなトランポリン
トランポリンはスポーティなデザインが多いアイテムです。設置する部屋によっては、インテリアの雰囲気を壊してしまうかもしれません。
インテリアになじむおしゃれなトランポリンが欲しい人におすすめの3台を紹介します。
gymterior「シェイプエイト」
クッション状のファブリックトランポリンです。一般的なトランポリンよりも見た目がスマートでインテリアになじみやすく、部屋の雰囲気を邪魔しません。
クッション素材には特許技術のトランポリンファイバーを使用しています。トランポリンとして十分な跳ねを実現するとともに、着地時の足腰にかかる負担を軽減します。
一般的なトランポリンに比べて高さがないのも特徴です。厚さはわずか約15cmしかないので、万が一着地に失敗してトランポリンから落ちても、大きなけがになりにくいでしょう。ついつい高く飛びすぎてしまう子どもにも安心して与えられます。
・商品名: gymterior「シェイプエイト」
マザーガーデン「トランポリン クッション」
ファンシーなカラーが魅力のトランポリンクッションです。柔らかなカラーで統一した子ども部屋にぴったりのカラーリングで、かわいいものが好きな子どもにぴったりの1台といえます。
直径は約45cmとコンパクトなので、部屋の片隅に置いても邪魔になりません。子ども部屋やリビングが広くない家庭でも手軽に導入できるでしょう。コンパクトなトランポリンのため、耐荷重は約40kgと小さめに設定されています。
中材を包むカバーは洗濯が可能です。頻繁に洗濯をすれば、いつでも清潔に遊べるでしょう。
・商品名:マザーガーデン「トランポリン クッション」
Puppy「ジャンピングボード」
跳躍面の広さが魅力のジャンピングボードで、一般的なトランポリンと比べて高く跳ねすぎないという特徴があります。
金属バネやゴムバンドを使用したトランポリンの場合、上手に飛べるようになってくると、自然と跳躍に高さが生まれます。高く飛んでバランスを崩し、着地に失敗すれば、大きなけがを負ってしまうかもしれません。
高く跳ねすぎないジャンピングボードなら、小さな子どもでも安心して遊ばせられます。万が一着地に失敗してしまっても、高さが約13.5cmしかないので、重大なけがには結び付きにくいでしょう。
・商品名:Puppy「ジャンピングボード」
まとめ
トランポリンは、子どもにとって時間を忘れて夢中になれる遊びです。大人は「ただ飛び跳ねるだけで何が楽しいのだろう」と思うかもしれませんが、子どもにとっては他の遊びには代えられない魅力を持った遊具です。
また、トランポリンはただ楽しいだけの遊びではありません。体幹の強化や運動能力の向上が期待できるので、子どもの成長を促してくれる遊びといえます。
手軽に飛び跳ねて遊べる家庭用のトランポリンを導入して、子どもの「楽しい」を応援しながら強い体作りをめざしましょう。