離乳食アプリとは?
「そもそも離乳食アプリって何?」と感じる人は多いのではないでしょうか。
まずは離乳食アプリとはどういったものなのか、アプリの特徴や機能について解説していきます。
離乳食作りの負担を軽くする優れもの
赤ちゃんが生後5カ月ごろになったら、離乳食がスタートします。離乳食は赤ちゃんの舌に合わせて薄味で作る必要があり、離乳食を卒業するまでの約1年間、毎日赤ちゃん用の献立を考え続けなければなりません。
食材をペーストにしたり粒を残したりと、調理方法も赤ちゃんの月齢によって変化する上に、月齢に合わせた食材の把握も必要です。育児に慣れないパパママにとっては、負担やストレスを感じることも多いでしょう。
離乳食アプリを利用することで、レシピの検索や、日々の離乳食の記録や管理ができるため、パパママが感じる離乳食の負担を軽減できます。バタバタと忙しい離乳食作りですが、アプリを活用して楽しく乗り越えていきましょう。
機能は「レシピ検索」「食材検索」「記録」の3つ
離乳食アプリとひと口にいっても、備わっている機能は様々です。アプリに搭載されているメインの機能は、大きく3つに分かれます。
<レシピ検索>
赤ちゃんの月齢に合った離乳食のレシピを検索できる機能です。レシピ数が多い離乳食アプリを利用すれば、離乳食作りのマンネリ化を防げます。
<食材検索>
赤ちゃんの月齢に合わせて食べさせてもよい食材や、手持ちの食材に合わせたレシピが検索できる機能です。
<記録>
記録機能があれば、日々の献立や赤ちゃんの食べ具合などを後から見返せます。テキストだけで記録するものや、写真も一緒に残せるものなど、アプリによって記録方法は様々です。
育児経験が浅く、離乳食作りに不安を感じている人は、すべての機能を備えたものを選ぶのがベターです。反対に、育児経験がある人は、これまでの経験から欲しい機能のみに特化したアプリを選ぶと、無駄な操作がなく快適に利用できるでしょう。
離乳食アプリを選ぶポイント
近年は、数多くの離乳食アプリがリリースされており、選び方が分からないと感じてしまうかもしれません。
離乳食アプリの選び方について、3つのポイントに分けて詳しく解説していきます。使い勝手や、好みに合わせてアプリを選びましょう。
レシピの見やすさやレパートリーで選ぶ
アプリによって、掲載されているレシピの数は様々です。幅広い離乳食のレシピにチャレンジしてみたい人は、レシピ数の多いアプリを選びましょう。管理栄養士監修のレシピなら、食事のバランスを考える手間もかかりません。
また、料理が苦手な人や、離乳食作りに慣れていない人は、レシピを動画で解説してくれるアプリを選ぶと便利です。スマホから手を放して動画と一緒に調理ができるため、慣れない離乳食作りも安心してスタートできるでしょう。
検索しやすさで選ぶ
離乳食は初期・中期・後期・完了期と分かれており、段階ごとに使える食材や調理方法が異なります。「月齢で検索」のように、赤ちゃんの発達に合った離乳食の情報をサッと検索できるアプリを選べば、日々の検索が手間になりません。
また、アレルギーのある赤ちゃんを育てるパパママには、アレルギー食材を除外して検索できるアプリがおすすめです。
自分と赤ちゃんに合わせて、細かく条件検索できるアプリを選べば、使い勝手よくアプリを利用できるでしょう。
そのほかの便利な機能にも注目する
検索機能や離乳食の記録以外にも、アプリ独自の機能が次々と登場しています。
日々の記録をPDF化できる機能は、印刷して記録を残したり、小児科を受診する際の資料にしたりすることが可能です。
医師や管理栄養士が監修しているコンテンツの配信サービスや、アプリ会員同士でメッセージのやり取りができるチャットサービスなど、機能はアプリによって様々です。自分に合ったアプリを選んで、育児の悩みや不安を解消しましょう。
レシピが充実した離乳食アプリ
「毎日のレシピを充実させたい」と考えている人は、レシピの内容が充実した離乳食アプリがおすすめです。レシピ数が豊富でマンネリ化を防げるアプリを、3つ紹介します。
EVER SENSE「手作り離乳食」
彩り豊かで赤ちゃんの食欲をそそる離乳食のレシピが、740件以上掲載されています。食材リストは管理栄養士が監修しているため、栄養バランスもしっかり考えられているのが特徴です。
「食材で検索」「離乳食のステップ別で検索」に加えて、アレルギー除去検索、手づかみレシピだけの検索と、細かく絞り込んだ検索が可能です。
レシピはすぐにお気に入り登録できるため、赤ちゃんの好きな離乳食を再度探す手間もかかりません。
・アプリ名:手作り離乳食
・価格:無料
パルシステム「きほんの離乳食」
食材の宅配サービスでおなじみの「パルシステム」からリリースされている離乳食アプリです。栄養バランスや彩りを考えられた離乳食レシピが、管理栄養士監修で800件以上掲載されています。
食材ごとに、調理のワンポイントアドバイスや基本情報が載っているため、初めての離乳食作りでも安心してチャレンジできるでしょう。
・アプリ名:きほんの離乳食
・価格:無料
カラダノート「ステップ離乳食」
約300種類の食材リストのなかから、赤ちゃんの月齢や離乳食ステップに合った食材を検索できるアプリです。
食材の増やし方や、量の増やし方が分からないときは、アプリ内の離乳食スケジュールを参考にできるため、献立を組みやすいのが特徴です。食べた食材を記録する「食べたよチェック」のほか、好物・苦手・アレルギーなどの項目も簡単に登録できます。
日々の記録は家族と共有できるため、家族みんなで赤ちゃんの成長を見守れるのも、魅力のひとつといえるでしょう。
・アプリ名:ステップ離乳食
・価格:無料
記録機能が充実した離乳食アプリ
「日々の記録を簡単にしたい」と考えている人は、記録機能が充実した離乳食アプリを選んでみましょう。使い勝手のよい記録機能を搭載したアプリを、3つ紹介します。
sky-nexus「離乳食カウンター」
「離乳食カウンター」は、食事量の記録に特化したアプリです。ひと口あたりの量を設定することで、赤ちゃんが何口食べたのかカウントし、食事量を記録します。
タップでカウントできるため、離乳食を与えながらリアルタイムで記録することが可能です。
複数の赤ちゃんの情報を記録できるため、兄弟でアプリを使用して上の子の記録を参考にしたり、双子の記録ができたりするメリットもあります。簡単に離乳食の記録をつけたいと考えている人にうってつけのアプリです。
・アプリ名:離乳食カウンター
・価格:無料
PiyoLog「育児記録 ぴよログ」
授乳タイマーや離乳食の記録などを搭載し、育児全般の記録にも使えるのが特徴です。排泄や睡眠・体重・身長などの記録ができる上に、グラフでまとめてPDF化できるため、大切な記録をずっと手元に残しておけるのも魅力といえます。
また、AIアシスタントに対応しているため、「Siri」「Alexa」「Google アシスタント」と連携させれば、スマートフォンやスマートスピーカーに話しかけるだけで記録が完了します。使い勝手よく記録を残したい人におすすめのアプリです。
・アプリ名:育児記録 ぴよログ
・価格:無料
Permission「ベビレポ」
「ベビレポ」は、離乳食に限らず、日々の記録を簡単に残せるのが特徴です。その日の記録とともに写真も1日1枚登録できるため、後から見返せば自分だけのオリジナルカレンダーとしても活用できます。
また、ベビレポのアプリ利用者限定で、専用のチャットルームを使用できるため、育児に関する悩みや不安を、先輩パパママへ相談することも可能です。育児に奮闘するパパママと励まし合いながら、日々の記録を残したい人はぜひ利用してみましょう。
・アプリ名:ベビレポ
・価格:無料
そのほかの機能が充実しているアプリ
「便利な機能が充実したアプリを使いたい」と考えている人は、そのほかの機能が充実しているアプリを選んでみてはいかがでしょうか。パパママの強い味方となる2つのアプリを紹介します。
株式会社ベビーカレンダー「ベビーカレンダー」
「ベビーカレンダー」は、妊娠・出産・赤ちゃんの2歳の誕生日までを支えるアプリです。パパママが感じる心配事や不安を解消するコンテンツを、日めくり形式でお知らせしてくれます。
離乳食レシピはもちろん、妊娠食レシピも数多く掲載されているため、第2子の妊娠期はママと子どもで一緒に使えるのもうれしいポイントです。
また離乳食や育児に関する疑問・悩みを、アプリを通して助産師や管理栄養士に相談できる機能も搭載しています。パパママの強い味方となるアプリといえるでしょう。
・アプリ名:ベビーカレンダー
・価格:無料
Nighp Software「育児ノート」
離乳食の記録に加えて、授乳・おむつ交換・睡眠パターンなど、赤ちゃんの毎日の記録が残せるアプリです。メモだけでなく写真も残せるため、アルバムのように使うのもおすすめです。
また、夜間の授乳時には赤ちゃんの睡眠を妨げないよう、夜間モードが搭載されています。スマホの明かりをなるべく見せたくないパパママも安心です。
家族や友人と記録を共有できるため、子どもの成長を大勢で見守れるのもメリットといえます。
・アプリ名:育児ノート
・価格:無料
まとめ
家事育児で忙しいパパママにとって、離乳食作りや日々の記録は、思った以上に負担を感じやすいものです。離乳食用アプリを活用すれば、それらの負担を軽減でき、赤ちゃんとゆったり向き合うことができるでしょう。
離乳食アプリを選ぶときは、検索のしやすさや便利な機能に注目するのがポイントです。家族と情報を共有できるアプリなら、赤ちゃんの成長を皆で見守れます。使い勝手のよい離乳食アプリを選んで、育児期間を楽しく乗り越えましょう。