子ども向けおもちゃのトランシーバー7選。選ぶポイントも紹介

第44回 子どもに喜ばれるプレゼントを選びたい!
おもちゃのトランシーバーは、子どもが大好きなごっこ遊びで活躍します。なかには、本格的な機能を備えたものもあり、どんな商品を子どもに与えたらよいか悩むことがあるでしょう。選び方のポイントや、おすすめの商品などを紹介します。

おもちゃのトランシーバーって?

おもちゃのトランシーバーは、限られた範囲内でなら携帯電話のように通話することもでき、遊びに利用するだけでなく実用的な使い道があるところも魅力です。本格的なトランシーバーや、携帯電話との違いを見ていきましょう。

免許不要で使えるトランシーバー

トランシーバーのおもちゃは、無線電波を使った無線機をイメージしたおもちゃのことです。送信と受信の機能を使って、友だちとの通信やごっこ遊びなどを楽しむことができ、子どもでも簡単に操作できます。

本物のトランシーバーを使用する際は免許や資格が必要ですが、おもちゃのトランシーバーとして販売されているものは、出力が小さいので免許は不要です。

しかし、微弱ではあるものの電波を使用して遊ぶことに変わりはありません。安全な使い方を教えて、正しい使い方をさせましょう。

第三者に電波を受信されてしまうと、知らない人に通話内容を知られる可能性があります。また近くの無線を傍受する可能性もゼロではないので、使い方のルールを決めておくことが大事です。

携帯電話とはどう違う?

トランシーバーは携帯電話のように、月々の使用料金は必要ありません。しかし、メールやネットなどの機能はなく、通信可能な範囲も決まっています。

携帯電話は電話番号さえ分かればどんな機種とでも通信できますが、トランシーバーはそうではありません。おもちゃのトランシーバーの場合、同じシリーズのおもちゃ同士でチャンネルを合わせないと、送受信ができないものが一般的です。

2台セットになって販売されていることが多く、種類によっては複数のトランシーバーでも通信できます。決まった範囲内にいるのであれば、利用料金などがかからずに通信できるので、携帯電話のような使い方もできるでしょう。

キャンプ場や近くの公園など、特定の場所でだけ通話したい場合には便利です。ただし、障害物があると通信が遮断されたり、つながりにくかったりすることがあります。

おもちゃのトランシーバーの選び方

おもちゃのトランシーバーには様々な種類があり、どのように選べばよいのか分からなくなりがちです。見た目だけで選ぶと思っていたような使い方ができず、後悔します。基本的な選び方のポイントを見ていきましょう。

対象年齢を確認しよう

子どもにおもちゃを与えるときは、対象年齢に合ったものを選ぶことが大事です。小さな子どもにトランシーバーのおもちゃを与えるなら、「操作が簡単なもの」を選んであげましょう。

ボタンひとつで会話ができ、電源のオン・オフと通話ボタンのみの簡単な作りになっているものなら、使い方に迷わず遊びに集中できます。

年齢に合わないものだと正しい使い方ができない場合や、小さな子どもにとって危険な形状になっている場合があるので、必ず商品ごとの対象年齢を確認しましょう。

使用可能な距離や人数で選ぶ

トランシーバーのおもちゃは種類によって、通信可能な範囲や使用可能人数が異なります。子どもの遊びたい方法に適したものかどうかをチェックしないと、思ったような遊び方ができず、使わなくなってしまうリスクがあるでしょう。

商品によって使用可能な距離は違いますが、「数メートルから数100メートル程度」とものによってかなりの開きがあります。

屋内で遊ぶときはそれほど広い通信範囲は必要ありませんが、公園などで使うことを考えているなら、それなりの広範囲に届くものでないと遊びづらいでしょう。

購入前にどんな遊びがしたいのかをイメージし、使用可能範囲や一度に通信できる人数を確認することが重要です。友だちやきょうだいと3人で使用したいのに、2人用では問題が生じます。同時に何台まで遊べるかも、チェックしてから選びましょう。

技適マークをチェックして

技適マークは「技術基準適合証明等のマーク」のことで、電波法で定められている技術基準に適合していることを証明するために付けられます。

子ども用のおもちゃとして販売されているトランシーバーを使う場合も、電波を利用する点は同じであるため、技適マークが付いたものを与えることが大事です。

もし、マークが付いていないもので遊んでいた場合、電波法違反となる可能性もあります。

参考:総務省 電波利用ホームページ|電波監視|技適マーク、無線機の購入・使用に関すること

簡単に操作できるおもちゃのトランシーバー

子どもが初めてトランシーバーを使うときは、シンプルな操作で通信できるものを選ぶと、快適に遊べます。子どもでも簡単に操作できる、おもちゃのトランシーバーを見ていきましょう。

西松屋 SmartAngel 「はじめてのトランシーバー」

難しい設定や操作をすることなく、初めて遊ぶ子どもでも簡単に扱えるトランシーバーです。赤と青がアクセントになったかっこいいデザインで、ごっこ遊びのムードを高めてくれます。

2台セットになっているので、仲が良い友だちやきょうだいとすぐに遊び始められるでしょう。使用するには1台につき、単4電池が4本必要です。

通話可能距離は約20mですが、環境によって使える範囲が異なります。家のなかや小さな公園で遊ぶなら、十分に活躍してくれるでしょう。対象年齢は6歳以上です。

・商品名:西松屋 SmartAngel 「はじめてのトランシーバー」

・楽天:商品はこちら

wesTayin 「トランシーバー 3台セット」

シンプルなデザインで使いやすいトランシーバーです。ピンク・イエロー・ブルーの3台がセットになっていて、1対複数通話ができます。

チャンネルは1~9まで用意され、電源ボタン・チャンネルスイッチ・通話ボタンで構成されており、使い方に迷うことはありません。見通しが良い場所では、最大1kmまで通信が可能です。

幅5.5×厚み3.6×長さ12.4cmと、子どもの小さな手でも握りやすいサイズとなっています。1台につき単4電池3本が必要ですが、付属のUSBケーブルを使用した充電も可能です。対象年齢は6歳以上となっています。

・商品名:wesTayin 「トランシーバー 3台セット」

・Amazon:商品はこちら

HAC 「トランシーバーモンターナ HAC3217」

クールなミリタリーデザインのトランシーバーです。周波数は2.4GHzと高性能で、離れた場所でもクリアな音声を届けられます。通信距離は最大で約80mです。

ボタンを押して話すだけの簡単な操作で、小さい子どもでも簡単に遊べます。同じカラーが2台セットになっていて、複数セットを用意すれば多人数でも使用が可能です。1台につき単3電池が3本必要となっています。

・商品名:HAC 「トランシーバーモンターナ HAC3217」

・楽天:商品はこちら

かわいいデザインのおもちゃのトランシーバー

かわいいデザインのトランシーバーがあれば、子どもが楽しんで使いやすいでしょう。個性的でかわいらしいデザインの商品を紹介します。

TRH 「トランシーバー 2台セット」

カラフルなカラーリングが目を引く、おもちゃのトランシーバーです。10種類の呼び出し音を設定でき、同じチャンネルに合わせれば複数台でのやりとりもできます。

LED懐中電灯としての機能もあり、キャンプや防災グッズとしても出番がありそうです。ネックロープが付属していて、首から下げて携帯できるので落としたりなくしたりしません。

通信距離は、見通しの良い場所で約1~2km、市街地であれば、約100~200mが目安です。1台につき、単4形乾電池が必要です。

・商品名:TRH 「トランシーバー 2台セット」

・Amazon:商品はこちら

タカラトミー 「しゃべクル(グリーン&ピンク)」

通信以外にも、様々な遊び方をかなえてくれるトランシーバーです。1人で使用するときにも、遊びがいがあるたくさんの機能を備えているので飽きずに楽しめます。

声を録音して再生したり録音した声を友だちに送ったりでき、送信可能な距離は最大約30mです。「ボイスチェンジダイヤル」を備えているので、声色を変えて驚かせることもできます。

録音した言葉をラップ風にアレンジする機能や、逆再生機能を使ったクイズなども可能です。同じシリーズのトランシーバーなら、最大20人とグループチャットが可能です。

グリーンとピンクの2台セットで、使用には単4形アルカリ乾電池6本が必要です。対象年齢は6歳以上となっています。

・商品名:タカラトミー 「しゃべクル(グリーン&ピンク)」

・Amazon:商品はこちら

本格仕様のトランシーバー

通信したい相手と同じチャンネルを選んで、話すときに通話ボタンを押すというポイントさえ理解していれば、子どもでもトランシーバーを正しく使うのは難しくありません。

見た目も機能も本格仕様ながら、子どもが扱いやすいミニサイズのトランシーバーを紹介します。

inYYTer 「トランシーバー」

コンパクトで軽量なトランシーバーです。約幅4.6×厚み3.5×長さ11.4cm、重量は約60gとミニサイズなので、子どもでも扱いやすくなっています。

20のチャンネルと38のサブチャンネルがあり、通信に干渉しないようにしながらプライバシーを高められる作りです。同じチャンネルに合わせれば、複数人でも使えます。

ハンズフリーの機能もあり、手が離せないときも便利です。遊びに使う以外に、ベビーモニターとして使用する方法もあります。最大通話距離は約1〜2kmですが、建物が密集している市街地では約100~200mが目安です。

・商品名:inYYTer 「トランシーバー」

・Amazon:商品はこちら

wesTayin 「トランシーバー 2台セット」

幅5.8×厚み4.2×長さ15.4cmの、手のひらサイズのトランシーバーです。シンプルな操作で通話でき、子どもでも簡単に扱えます。

20個のプライマリチャンネルや、99個のサブチャンネルを利用可能で、通信のプライバシーを確保できます。懐中電灯の機能もあり、暗い場所でも安全です。

通信距離は建物が密集している市街地で約100~200m、人家の少ない場所で約500m~1km、見通しの良い場所なら約1~2kmが目安です。

ビジネスユースにも向いているシンプルなデザインなので、本格的なトランシーバーで遊んでみたい子どもを満足させられるでしょう。使用には単4電池4本が必要です。

・商品名:wesTayin 「トランシーバー 2台セット」

・楽天:商品はこちら

まとめ

おもちゃのトランシーバーは遊び心が感じられるデザインや簡易的な機能を持つものだけでなく、本格的な使い方ができるものまで様々な種類があります。

商品によって通話可能な範囲や一度に遊べる人数が違うので、どんな遊び方をしたいかによって選び方を変えると後悔しません。

使用する際に必要な電池を購入するお金は必要ですが、通話料の必要がなく友だちや家族との通信が可能になります。遊びに使うだけでなく、キャンプ場や公園などで連絡を取り合いたいときなどにも活躍してくれるでしょう。

小さな子どもにおもちゃのトランシーバーを与えるなら、シンプルな作りのものを選ぶと無理なく遊べます。小学生以上なら、機能が充実したトランシーバーでも使いこなせるでしょう。

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