そもそもコンビ肌着とは?
「コンビ肌着」とは、どのような特徴や役割を持つアイテムなのでしょうか?まずは、コンビ肌着の詳細について、着せるのに適した時期と合わせて確認していきましょう。
股下をスナップボタンで留められる肌着
「コンビ肌着」とは、数ある赤ちゃんの肌着のうち、股下をスナップボタンで留められるタイプの肌着のことです。
スナップボタンを留めることにより、肌着のすそがはだけるのを防げます。思いがけず体を冷やしてしまう心配もありません。
また、スナップボタンで自由に股下を開閉できるので、おむつ替え時の手間を最小限にできます。1日に何度もおむつ替えが必要な時期の赤ちゃんを持つママ・パパにとって、これは大きなメリットです。
出産準備をするにあたり、忘れずに用意しておきたいアイテムのひとつです。
足をバタバタ動かし始めたら着せよう
赤ちゃんの動きが活発になり、足をバタバタさせるようになってきたら、コンビ肌着を着せる時期の目安です。
元気に足を動かすようになると、肌着のすそがはだけてしまい、着崩れや体を冷やす原因ともなり得ます。その点、股下を留められるコンビ肌着なら、赤ちゃんの動きを邪魔することなく着崩れを防げます。
個人差はあるものの、生後3カ月ごろからコンビ肌着を使用し、お座りやハイハイができるようになった7~8カ月ごろに卒業するのがひとつの目安です。
コンビ肌着以外の肌着の種類
赤ちゃんの肌着には、コンビ肌着以外にどのようなものがあるのでしょうか。短肌着・長肌着についてそれぞれ詳しく紹介します。
短肌着
短肌着とは、新生児から身に着ける腰までの長さの肌着のことをいいます。
体温調節や汗を吸収する役割を持った肌着で、薄手で短いのが特徴です。長肌着など、ほかのベビーウェアと合わせて使うのが一般的です。
前開きタイプの肌着なので、赤ちゃんを寝かせたまま無理なく着替えが可能です。吐き戻しなどの突発的な着替えもスムーズに行えます。
なお、デリケートな赤ちゃんの肌に直接触れる肌着であることから、素材や縫製にも注目しましょう。綿100%など、赤ちゃんの肌に配慮した商品を選ぶのがおすすめです。
長肌着
長肌着も、新生児から着用する肌着です。短肌着との違いは、すそ部分の長さで、短肌着が赤ちゃんの腰までなのに対し、長肌着は赤ちゃんの足先までカバーします。
短肌着と重ね、基本の肌着セットとして使うのが一般的ですが、夏場に1枚だけで過ごすための肌着として活用するケースも珍しくありません。
スカート型のため、まくり上げるだけでおむつ替えができるものの、赤ちゃんが足をバタバタ動かせるようになる時期には、すそのめくれが気になってしまうでしょう。
そのため、赤ちゃんの成長にともない、長肌着からコンビ肌着へと移行し、短肌着+コンビ肌着のセットでコーディネートするケースが増える傾向にあります。
その他の肌着
コンビ肌着・短肌着・長肌着以外の赤ちゃんの肌着として、広く利用されているのが、ロンパース型・カバーオール型の肌着です。
ロンパース型の肌着は、赤ちゃんの上半身からお尻までをぴったりカバーする肌着です。股下のスナップボタンを開閉することで、簡単に着脱やおむつ替えができます。
一方、カバーオールタイプの肌着は、赤ちゃんの上半身から足までをカバーする、つなぎ型の肌着です。こちらも股下から足にかけてのスナップボタンを開閉することで着脱やおむつ替えが可能です。
ロンパース・カバーオールともに前開きタイプと、被りタイプの商品が販売されています。赤ちゃんの成長に応じて使い分けましょう。
コンビ肌着の着せ方
なかには「肌着を重ねて着せるなんて大変そう…」と感じるママ・パパもいるのではないでしょうか。赤ちゃんにコンビ肌着を着せる際の基本的な工程をチェックしていきましょう。
短肌着の上に重ねて着せる
赤ちゃんにコンビ肌着を着せる場合、基本的な工程は以下のようになります。
1.広げたコンビ肌着の上に短肌着を重ねる
2.短肌着の袖をコンビ肌着の袖に通す
3.セットした肌着の上に赤ちゃんを仰向けに寝かす
4.肌着の袖口からママ・パパの手を入れ、赤ちゃんの手を優しくつかんで袖に通す
5.短肌着の紐を結ぶ
6.コンビ肌着の紐を結び、スナップボタンを留める
ポイントは、あらかじめ短肌着とコンビ肌着を重ねてセットしておくことです。短時間で着替えを済ませられるため、赤ちゃんへの負担が最小限になります。
コンビ肌着の選び方
コンビ肌着を用意するにあたり、どれを選んでよいか迷ってしまうママ・パパは少なくありません。赤ちゃんにぴったりなコンビ肌着の選び方を紹介します。
肌あたりのよい素材・縫製
生まれて間もない赤ちゃんの肌は、大人と比べてデリケートです。できるだけ刺激を避けるため、直接肌に触れる肌着は特に素材や縫製に注目して選ぶ必要があるでしょう。
具体的には、綿100%がおすすめです。ガーゼ・フライス・天竺・パイルなどの縫製のものは、柔らかさや伸縮性・吸湿性が優れています。
また、縫い合わせの凹凸が少ないフラットシーマー加工の素材を選んだり、タグが外側に縫い付けられた肌着を選んだりするのもよいでしょう。
もしも、肌触りの悪い肌着を選んでしまった場合、不快な刺激によって赤ちゃんがぐずってしまうことがあります。赤ちゃんの心地よさを第一に、素材・縫製に注目した商品選びをすることが大切です。
サイズ選びは成長に合わせよう
ベビーウェアの多くは、身長を基準にサイズ展開されています。
新生児用の肌着は、50~60cmサイズが一般的ですが、月齢だけを基準に選ぶのはおすすめできません。
赤ちゃんの体格や成長のペースは個人差が大きいため、月齢を基準に選んでしまった場合、赤ちゃんの体にフィットしない可能性があります。
動きにくさを感じさせてしまったり、はだけやすくなったりするのを避けるためにも、赤ちゃんの成長に合わせてサイズを選ぶのがおすすめです。
コンビ肌着のおすすめ5選
実際におすすめのコンビ肌着にはどのようなものがあるのでしょうか?赤ちゃんにぴったりな肌着選びの参考として、人気の商品を紹介します。
ディモワ「わたガーゼ コンビ肌着 ibuki(いぶき)」
柔らかさにこだわって織り上げたコットン100%の「わたガーゼ」が生み出す優しい肌触りが人気のコンビ肌着です。
洗えば洗うほど、ふんわりとした柔らかさが増しやすく、デリケートな赤ちゃんの肌を優しく包みます。
華やかなイエローベースの小花柄デザインで、赤ちゃんのかわいらしさを、より一層引き立ててくれるでしょう。
サイズは、新生児にぴったりの50-60cmです。
・商品名:ディモワ「わたガーゼ コンビ肌着 ibuki(いぶき)」
コンビミニ「あったかコンビ肌着(どうぶつ)」
チクチクしにくい外縫い仕様や、掛け違い防止ボタンなど、赤ちゃんだけでなく、ママ・パパにもうれしい工夫がいっぱいのコンビ肌着です。
素材は綿100%のエアーニットで、寒い季節の冷たい外気からも赤ちゃんを守ってくれます。
性別を問わないどうぶつのデザインに、50~60cm/60~70cmの2サイズ展開で、身長が高い赤ちゃんにもしっくりなじむ人気のコンビ肌着です。
・商品名:コンビミニ「あったかコンビ肌着(どうぶつ)」
ワコール_ベビー「コンビ肌着」
特殊紡績糸の「クリーンカットコットン」による綿100%のフライス生地を採用しており、ふんわりとした優しい肌触りを実現したコンビ肌着です。
前身頃の合わせが深く、活発に動き始めた赤ちゃんでもはだける心配がありません。肌寒い季節でもしっかり保温してくれるでしょう。
50~60cm/60~70cmの2サイズが用意されています。
・商品名:ワコール_ベビー「コンビ肌着」
PUPO「レールメッシュ素材のコンビ肌着」
ほどよい厚みのレールメッシュ素材で、1年を通じて快適に使用できるコンビ肌着です。
コットン100%の高い吸湿性を持つ素材が、汗をかきやすい赤ちゃんの素肌をいつもさわやかに保ってくれるでしょう。
外縫い仕様や、赤ちゃんの肌に触れにくい場所に取り付けられたタグなど、赤ちゃんの肌を守るための細やかな工夫が施されています。
ホワイト・グリーン・ピンク・アイボリー・アイシーブルーの5色展開で、日々コーディネートを楽しめるのもうれしいポイントです。
・商品名:PUPO「レールメッシュ素材のコンビ肌着」
コンビミニ「ワンタッチコンビ肌着(はりねずみ)」
独自のワンタッチテープでスムーズな着脱を実現したコンビ肌着です。
綿100%のフライス生地が、オールシーズン赤ちゃんのデリケートな肌を包み込んでくれます。着脱が紐ではなくワンタッチテープで行えるため、着替えの頻度が高い時期もママ・パパのストレスを軽減してくれるでしょう。
シックなモノトーンのはりねずみ柄なので、性別を選びません。
「紐を結ぶのが面倒」「落ち着いたデザインの肌着が欲しい」という人にぴったりの商品です。
・商品名:コンビミニ「ワンタッチコンビ肌着(はりねずみ)」
まとめ
コンビ肌着は、股下をスナップボタンで留められる肌着のことをいいます。目安としては、足をバタバタさせるようになった生後3カ月ごろから、お座りができるようになる生後7~8カ月ごろを中心に身に着けるアイテムです。
基本的には短肌着とセットで利用するアイテムで、赤ちゃんの汗を吸収したり、保温性を高めたりと、赤ちゃんにとって非常に重要な役割を担っています。
肌触りやサイズ感に注目しつつ、赤ちゃんにぴったりのコンビ肌着を探してあげましょう。