男性の平均年収は「545万円」!? 年収分布や将来の年金額を紹介!

結婚後や出産期に離職する人が多いため平均の年収水準が伸び悩む女性と比べて、男性は家庭をもった後も仕事を続ける人が多く平均年収は年齢とともに増えていく傾向にあります。では、年収が増えやすい男性は実際にどれくらいのお金を稼いでいるのでしょうか。
 
本記事では、年齢別にみた男性の平均年収を紹介します。また、男性の年金受給額についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

男性の年収分布

国税庁の調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の年齢別にみた男女別の平均年収は図表1のとおりです。

 

図表1

国税庁長官官房企画課 令和3年分民間給与実態統計調査

 

男性の平均年収は545万円、女性は302万円で、男性は女性に比べ全年齢層で高くなっています。特に、55~59歳男性の平均年収は687万円と最も高くなっています。25~29歳男性の平均年収は404万円で、55~59歳との差は283万円です。これは、年齢に伴って給与が上がる年功序列を採用している企業が多いことも原因の1つでしょう。

 

また、55~59歳の男女における平均年収の差は371万円です。ただし、昨今では年齢や男女による給与の差をなくしていく流れも出ているため、将来は数字が大きく変動するかもしれません。

 

男性の厚生年金年金額

男性の平均年収を確認しましたが、年金はどの程度もらえるのでしょうか。厚生労働省によると、会社員などの男性の厚生年金受給者がもらえる年金は図表2のとおりです。

 

図表2

厚生労働省年金局 令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況より筆者作成

 

男性の厚生年金受給者の64.2%が、月15万円以上の年金をもらっています。月20万円以上の年金をもらう人の割合も22.5%と高いです。厚生年金は現役時代の平均年収と勤務期間によって決まるため、男性の厚生年金受給額は高くなります。

 

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