地震や台風などの災害が多い日本。万が一のために備えておくと、安心です。近年では、通販やホームセンターで手軽に、中身の充実した防災バッグが手に入ります。
しかし、災害は、自宅にいるときに遭遇するとは限りません。万が一、外出時や職場で災害に遭ったときに、カバンの中に必要最低限の備えがあれば、安心できます。
本記事では、万が一の災害時に便利な、防災ボトルについてご紹介します。
防災ボトルって何?
防災ボトルとは、500mlのふたつきのウォーターボトルの中に、必要最低限の防災グッズを入れて、コンパクトにまとめたもので、警視庁警備部災害対策課で紹介しています。
ウォーターボトルにまとめることで、カバンなどに入れてもかさばりにくく、災害に備えられます。首都直下地震や南海トラフ地震が懸念されており、被害想定も公表されている昨今ですから、しっかりと災害に備えておくほうがよいでしょう。
インテリアショップのニトリでも、ボトルの中にライトやホイッスル、防災ガイドなどの7点がセットになった「おでかけ用 防災緊急7点セット(ボトル)」が販売されています。
防災ボトルの中身
防災ボトルの有用性が分かっても、必要最低限の防災グッズとか、何を入れたらいいのか迷ってしまいます。市販で買うのもいいですが、できれば、自分にとってちょうどいい防災ボトルを作りたいものです。
そこで、警視庁がおすすめする基本の防災ボトルを参考にして、防災ボトルに入れたい便利グッズを紹介します。
災害時を想定して、自分や家族にとって、必要なものを選んでみましょう。最近では、100円ショップでも防災コーナーが充実しており、1000円程度で一式そろえられますし、ウォーターボトルも、シンプルなものだけではなく、デザインが豊富ですので、選ぶ楽しみもあります。
警視庁がおすすめする基本の防災ボトル
警視庁警備部災害対策課のツイートで紹介された防災ボトルには、以下のものが含まれています。
・ウォーターボトル(容量約500mlのもの)
・ホイッスル
・圧縮タオル
・エチケット袋
・ミニライト
・ビニール袋
・常備薬
・ばんそうこう
・アルコール消毒綿
・ようかん
・現金
現金と常備薬以外は、100円ショップでそろえられるものばかりですので、今からでも用意ができます。
必要なものは人それぞれですが、災害ボトルは、避難用というよりも、外出時の緊急用の備えと考えれば、必要なものがみえてくるかもしれません。
外出時に被災した場合は、建物の倒壊に巻き込まれる危険性や、停電による閉じ込めなどが懸念されます。身動きが取れなくなってしまったときに、救助隊に助けを求めるためのホイッスルや、夜間や停電時に周囲を確認するためのミニライトは、ぜひ入れておきたいものです。
また災害時には、クレジットカードやモバイルペイは使えないため、1000円札と小銭で、いくらか現金を用意しておきましょう。
あったら便利! 必要に応じて入れておきたいもの
上記の内容でも十分ですが、ツイートに寄せられたコメントには、この防災ボトルをさらにブラッシュアップできるような意見も多数寄せられていましたので、いくつか紹介します。
・使い捨てマスク
・防犯ブザー
・生理用ナプキン
・緊急連絡先カード
・小型のラジオ
なかには、防災ボトルならば水に浮くので、万が一、津波で流れされてしまっても、拾った方を助ける可能性があるという、心優しい意見もありました。
持病や障害のある方や子どもに持たせる場合は、緊急連絡先とともに、何かあったときの対処法、服薬している薬などを書いておくと、救助・保護されたときに安心です。
配信: ファイナンシャルフィールド