子どもが小学校に上がるときに、給食費はいったいいくらなのか、気になる人は多いのではないでしょうか。仕事や家事、育児などで、朝忙しい時間を送っている人にとって、子どもの学校給食はありがたいことです。
しかし、教育費のことなど金銭的なことを考えると、自分で作った方が安いのではと考える人もいるでしょう。本記事では、学校の給食は1食あたり何円なのか、自分で作るとしたらいくらかかるのかについて説明します。
学校の給食は1食あたり何円?
令和3年5月1日に実施した文部科学省の学校給食費調査によりますと、平均月額が小学校で4477円、中学校で5121円となっています。1ヶ月に20日給食があると仮定すると、1食あたりの給食費は小学校で約224円、中学校で256円ということが分かります。
平成30年では小学校4343円、中学校4941円となっており、保護者が負担する給食費の平均月額は微増しています。給食費が上昇しているのは、物価高騰が反映されていることが理由といえるでしょう。
給食の栄養バランスの決まり
給食の献立は、学校給食接種基準に基づき、管理栄養士や栄養教諭などによって考えられています。小学生の摂取基準としてあげられる栄養は、以下の通りです。
●エネルギー
●カルシウム
●マグネシウム
●鉄
●ビタミンA
●ビタミンB1
●ビタミンB2
●ビタミンC
1日の推奨量の3分の1が給食での接種基準とされていますが、カルシウムなどの不足しがちな栄養は、給食で多めに採れるように配慮されています。
また、1日あたりの食塩相当量は、平成30年度からは小学校で2グラム未満、中学校で2.5グラム未満ですが、平成7年度では4グラム以下が基準でした。現在の給食では、ナトリウムを抑えるため、だしをとって食材のうまみを引き出すなどの工夫がされています。
配信: ファイナンシャルフィールド