2023年10月4日

40代が「年収アップ」のためにとるべき手段とは？

物価高や円安といったニュースが続き、40代で年収をアップさせるための具体的な行動が知りたいと考える方が増えています。

今回の記事では、40代から年収を上げるために効果的なスキルアップについて紹介します。

40代が年収アップのためにとるべき手段

40代が年収を上げるためにとる手段として、次のような行動が挙げられます。

●昇進・昇給を目指す

●転職活動を始める

●副業（複業）を始める

それぞれの具体的な内容を解説します。

現在働いている会社で昇進・昇給を目指すのが、一番早い方法です。役職につけば、基本的には昇給できます。また、資格を取得すれば手当がつく場合もあるので、資格取得を目指すのも方法の一つです。社内の評価制度や昇給の条件などを、一度見直してみるといいでしょう。

また、同じ会社内で部署の異動を検討する方法もあります。自分のスキルが生かせる部署がないか、検討してみましょう。

自分のスキルを生かせる会社や、平均年収の高い業界・会社への転職を検討するのもいいかもしれません。

未経験の職種では年収が下がるケースもあるため、同じ職種で業界を変える形の転職は年収アップの可能性があります。管理職での採用を目指した転職もおすすめです。

環境が許すのであれば、収入を増やす手段として副業（複業）も効果的です。近年では副業（複業）を推奨する動きも増えています。

本業でのスキルや経験を生かし、副業を始める方法もあります。隙間時間にできるものから始め、経験を積むのもよいでしょう。

昇進・昇給や転職、副業（複業）を考えるうえでも、年収を上げるためにはスキルアップが必須といえます。内閣府の調査でも、自発的に学ぶ習慣のある方は30～40万円程度年収が高い傾向にあるといった結果が出ています。

スキルアップを考えるうえでおすすめの方法は、次の3つです。

●専門性を高める

●マネジメントスキルを磨く

●デジタルスキルを身につける

それぞれのポイントを解説します。

40代からの転職では、得意分野での専門的な知識・スキルをもっていると、高く評価される傾向があります。

20～30代との違いは、それまでの社会人生活で培ってきた経験の量です。これまでのキャリアを振り返り、自分の強みとしてアピールできる専門性を考えてみましょう。

40代は社会経験の豊富さが見込まれ、マネジメント力を求められる機会が増えます。会社としても、チームリーダーや若手の教育を任せられる、マネジメント力のある人材を求めています。

部下の育成や会社の成長に貢献できるよう、マネジメントスキルを高めると、昇進や転職時に有利に働くでしょう。

企業のDX（デジタル・トランスフォーメーション）化が進むなかで、デジタル人材の不足も指摘されており、デジタルスキルはビジネスマンに必須のスキルといえます。IT関連の求人ニーズが高まると予想され、昇進・転職どちらにおいても、デジタルスキルはアピールポイントになるでしょう。

近年、技術の進化やビジネスモデルの変化に伴い、業務上必要となる知識やスキルを学ぶ「リスキリング」も注目されています。これまでの経験に関連したITスキルを習得するところから始めるとよいでしょう。