銀行に預け入れしても全然、利息がつかない! もし定期預金に1億円あったら、預金利息は毎年いくら受け取れるの?

昨今、銀行預金があっても利息は非常に少なく、銀行に預けていても意味がないように感じる人もいるでしょう。まとまったお金を活用する方法の1つに、定期預金があります。
 
普通預金に比べて定期預金は金利が高く、安全な資産運用方法として長い間、人気がありました。しかし、超低金利が続く現在、まとまったお金を預けてもほとんど利息がつかないといったイメージがあります。
 
本記事では、一例として1億円定期預金に預けたら、いくら金利がつくのかをご紹介したうえで、定期預金以外のおすすめの資産運用法をご紹介します。

定期預金の金利は微々たるもの

メガバンクの定期預金金利は、0.002%程度です。1億円を預けても年間の利息はわずか2000円です。ほとんど増えないといってよいでしょう。資産運用という点で、定期預金を利用するメリットはほとんどありません。

 

さらに、銀行の定期預金は1000万円を超えるとペイオフ制度が適用されず、万が一、銀行が経営破綻した場合、1000万円超の預金は保証されない可能性があります。したがって、1億円を持っていた場合、1つの銀行口座に全額預けるのはおすすめできません。

 

1億円あるなら預金と投資に分ける方法も

1億円を定期預金しても、最大数10万円しか利息がつきません。それならば、ペイオフ制度が適用になる1000万円だけ定期預金にして、残りの9000万円は投資に回したほうが、資産運用にはおすすめです。

 

ただし投資は一定のリスクはありますが、限りなくリスクが低い投資も多くあります。定期預金口座にずっと1億円を置いておくより、生きたお金の使い方ができるでしょう。

 

本項では、まとまったお金を投資する際の場合のポイントを紹介します。

 

まとまったお金があるなら利回りが低くても長期運用で利益が出やすい

まとまったお金がある場合、利回りが低い投資をしても長期運用で利益を出す投資ができます。例えば、不動産投資は株式投資やFX投資などに比べると利回りが低いですが、長期安定した利益が期待できます。1億円あるならば、都心の優良物件を購入できるでしょう。

 

一方、「短期間でハイリターンをどうしても得たい」と思う場合は、資産の一部をハイリスクハイリターンの短期の投資に回す方法もあります。ハイリスクの投資でも、「ここまで損をしたらやめる」と損切りができるなら、損失は最小限に抑えられるでしょう。

 

iDeCoやNISAなどでコツコツ投資をしていくのもおすすめ

仕事などで忙しく、こまめに投資をしているひまがない場合は、iDeCoやNISAなどを利用してコツコツ投資をしていく方法があります。特にiDeCoは私的年金の1つで、老後の資金を構築するのに適しています。

 

NISAのメリットは、一定の運用益が非課税になることです。投資をして得た利益には税金が発生します。NISAは基本的に確定申告が不要なため「税金の計算や確定申告などもできるだけさけたい」という場合にもおすすめです。

 

NISAもiDeCoも元本割れのリスクはありますが、一般的な株式投資などよりも低リスクです。

      

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