野菜フレーク
野菜フレークは野菜を加工しフレーク状に乾燥させたもの。今回はジャガイモのフレークを用意しましたが、コーン・カボチャ・トマトなどのフレークも売られています。水やお湯を加えて混ぜるだけでペースト状になるので、離乳食にも人気の食材です。
今回は水とお湯の両方で作ってみましたが、水よりお湯で作るほうが滑らかに仕上がりました。水分を加えて混ぜただけなのにおいしく食べられて驚きました。フレーク自体に味付けはされていないため、塩などで調味するとさらにおいしいです。
また、スープに混ぜるととろみが増して食べ応えがアップします。ジャガイモのフレークだと元の味をあまり邪魔しないので色々なものに混ぜやすそうです。
おからパウダー
おからパウダーはタンパク質が豊富なおからを乾燥させて粉末状にしたもの。タンパク質の他、食物繊維やビタミンE、カルシウムなどのミネラルも豊富です。少し粉っぽい食感が残りやすいので、ドロッとした液体に混ぜ込むほうが違和感なく食べられそう。
ポタージュスープやカレーなどにちょい足しするのがおすすめです。
今回はレトルトカレーにトライします。入れる量が多くなると粉っぽさが気になりますが、レトルトカレー1パックにおからパウダー大さじ2程度なら風味も食感も違和感が少なく食べられました。大さじ2(15g)でおよそタンパク質3.5g、食物繊維7g摂取できます。味の強いカレーだとおからの風味は全く感じません。
カボチャポタージュにも入れてみました。100mlに小さじ1からスタートして徐々に足していきましたが、多くなるごとにザラザラした食感が気になるものの味自体はおいしいです。
おからパウダーの量は少量から様子を見て足していくのがよさそうです。
今の備蓄に栄養をプラスしよう
非常時は「食べられれば良い」と考えてしまいがちですが、被災生活が長期にわたることを考えるとやはり栄養バランスに気を付けておきたいところです。過去の震災でも被災者の栄養バランスの悪さが指摘されています。あらかじめ栄養バランスに配慮して食品を備蓄しておくのが良いですね。
今ある備蓄にプラスして、今回紹介したような、簡単に栄養価を上げられる食材を備えておくことをおすすめします。
<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター
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配信: 防災ニッポン