「石油ファンヒーター」と「エアコン」はどっちが安い? それぞれのメリットについても解説

石油ファンヒーターの電気代と燃料代はいくらか

石油ファンヒーターは電気を使いながら灯油を燃焼させて部屋を暖めるタイプのファンヒーターです。今回は省エネ性能で売り出している、コロナのWZシリーズ(FH-WZ3623BY)で計算していきます。

 

この商品の場合、消費電力は弱燃焼時で0.004kW、強燃焼時で0.0095kWです。そのため、計算式に当てはめると、3ヶ月間の電気代は次のとおりです。

 

●弱燃焼時:0.004kW×31円/kWh×720時間=89円

●強燃焼時:0.0095kW×31円/kWh×720時間=212円

 

続いて燃料代ですが、燃料消費量は一般的に0.2~0.3L/h程度ですので、両方で計算していきます。

 

●0.2L/hの場合:0.2(L/h)×116.2(円/L)×720(時間)=1万6732円

●0.3L/hの場合:0.3(L/h)×116.2(円/L)×720(時間)=2万5099円

 

電気代と合わせると、だいたい3ヶ月間で1万6821円~2万5311円くらいです。

 

エアコンの電気代はいくらか

続いて、エアコンの電気代について見ていきましょう。先述したコロナの石油ファンヒーターは10畳程度の部屋を対象とした省エネタイプです。同じくらいの部屋を対象とした省エネタイプとして、ダイキンのうるさらXシリーズ(AN284ARS-W)を見ていきます。

 

この商品では、暖房時の消費電力は平均(暖房時期間合計)で0.66kWです。そのため、計算すると3か月間の電気代は次のとおりです。

0.66kW×31円/kWh×720時間=1万4731円

 

ざっくりとした計算では、エアコンの方が石油ファンヒーターよりもランニングコストは安くなりそうです。

 

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