来春から地方に定住しますが、車の「維持費」はどれくらいですか?

地方へ移住する際に迷うのが、車を購入するかどうかです。公共交通機関が発達していない場合は、一家に1台の車は欠かせないでしょう。しかし、車を利用するためには、購入費はもちろん、毎月・毎年の維持費も必要です。
 
本記事では、車にかかる維持費にはどのようなものがあるのかを紹介するとともに、地方へ移住する際に車を持つメリット・デメリットも紹介します。

車の維持にかかる費用一覧

車は購入する費用だけではなく、その後、所有し続けるためにも維持費がかかります。車にかかる維持費は大きく分けると、税金とメンテナンス費用とガソリン代の3種類です。

 

維持費としてかかる税金は、以下のとおりです。

●自動車税/軽自動車税

●自動車重量税

税金は、車の排気量や重量によって金額が変動します。

 

メンテナンスにかかる主な費用は、以下のとおりです。こちらは「小売物価統計調査」の金額を参考にしています。

●自動車タイヤ(1本):1万8336円(税込み:以下同様)

●自動車整備費(12ヶ月定期点検):1万4181円

●自動車オイル交換料:5197円

●洗車代:1503円

またガソリン代は、年間の走行距離を1万kmと仮定して計算します。2023年12月4日時点でのレギュラーガソリン価格は174.7円/Lです。今回は、トヨタのアクアZ(2WD)の燃費(WLTCモード:33.6km/L)でガソリン代を計算します。

 

174.7円/L×1万km÷33.6km/L=約5万1994円/年

 

年間で1万km走行する際のガソリン代は、約5万1994円と分かりました。

 

地方生活で車を所有するメリット

ここでは、地方に移住する際に、車を所有するメリットを紹介します。

 

公共交通機関が発達していない地域での移動に便利

車を所有するメリットとして、公共交通機関が発達していない地域での移動が楽になる点が挙げられます。都心から地方へ移住する際に大きな問題となるのが交通手段です。

 

都心であれば、電車やバスなどの公共交通機関が発達しているため、車を持っていなくても不自由なく移動ができます。しかし、地方の地域によっては公共交通機関が発達していないため、車が必須の場合があります。

 

移動の自由度が上がる

車を所有していれば、移動手段の自由度が格段にアップします。バスや電車は、運行表で時間をチェックする必要があります。地域によっては、1本乗り過ごすと1時間以上待たされることもあるでしょう。車であれば、自分のペースで移動が可能です。

 

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