「脳溢血(脳出血)の前兆となる初期症状」はご存知ですか?予防法も医師が解説!

「脳溢血(脳出血)の前兆となる初期症状」はご存知ですか?予防法も医師が解説!

脳溢血(脳出血)の前兆となる初期症状とは?Medical DOC監修医が脳溢血(脳出血)の前兆となる初期症状・原因・予防法や何科へ受診すべきかなどを解説します。気になる症状がある場合は迷わず病院を受診してください。

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監修医師:
村上 友太(東京予防クリニック)

医師、医学博士。福島県立医科大学医学部卒業。福島県立医科大学脳神経外科学講座助教として基礎・臨床研究、教育、臨床業務に従事した経験がある。現在、東京予防クリニック院長として内科疾患や脳神経疾患、予防医療を中心に診療している。
脳神経外科専門医、脳卒中専門医、抗加齢医学専門医。日本認知症学会、日本内科学会などの各会員。

「脳溢血(のういっけつ)」とは?

脳溢血とは、現在あまり使われることが少ない用語です。脳の血管に血が溢れて脳内に出血することを指すことから、現在は脳出血と同じ病態として扱われる用語です。
一方で、病気の説明を行う場面で、高齢の方の中には脳溢血という言葉の方がしっくりくるという方もいます。CT検査は1970年代以降に、MRIは1980年代以降に普及しはじめているので、その時期以前には脳梗塞と脳出血は区別が難しいため、脳溢血という用語が脳卒中と同じ意味合いで扱われていたという説もあるようです。
今回の記事では、脳溢血=脳出血として扱って解説していきます。

「脳溢血」と「脳梗塞」の違いとは?

脳溢血は、脳の血管が破れて出血してしまう脳出血と同じような意味合いのものであることから、脳の血管が詰まってしまう脳梗塞とは異なります。

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