まとめ胃がんステージ4の治療は主治医とよく相談を!
胃がんは日本人に多いがんの一つです。早期の胃がんの生命予後は改善しています。しかし、ステージ4の進行がんでは、いまだに5年生存率は6.3%と低いのが現状です。まずは早期の段階で胃がんを見つけることが非常に大切です。胃がんは早期で症状が出にくいことも特徴です。また胃の調子が悪くとも胃炎などと区別がつかず放置されることも少なくありません。50歳以上では胃がん検診を利用して、定期的にチェックをしましょう。そして、胃がんステージ4と診断された場合には、主治医とよく話し合い自身の体調を考えた上で治療を選択しましょう。患者さんの状態は一人ひとり違います。自身の状態を一番よく知る主治医と相談をするのが一番です。医師より提示された標準治療は、その方の病状を考えたときに今までの報告の蓄積から考えた一番良いとされる治療法です。疑問があれば質問をしながら、納得のいく治療を受けることが大切です。
また、判断に迷い、他の専門医の意見を聞きたい場合には、「セカンドオピニオン」という方法を利用することもできます。
「胃がんステージ4」と関連する病気
「胃がんステージ4」と関連する病気は8個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
消化器科の病気
胃炎
胃潰瘍逆流性食道炎大腸がん大腸ポリープ
内分泌代謝科の病気甲状腺機能亢進症
血液科の病気貧血
血液疾患(骨髄異形成症候群、白血病など)
胃がんステージ4に伴い胃の症状が出た場合でも胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎などの疾患となかなか区別がつきません。また、血便や便に血が混ざる場合には大腸からの出血の可能性もあります。さらに貧血や体重減少を来たすと血液疾患や甲状腺疾患の可能性もあります。これらはなかなか自分では区別がつきません。まず内科を受診しましょう。胃の症状や血便など見られた場合には消化器内科が専門です。
「胃がんステージ4」と関連する症状
「胃がんステージ4」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する症状みぞおちが痛い
胃の不快感
吐き気がする
ふらふらする
体重が減る
便に血が混ざる
これらの症状は単独では他の病気と区別がつきません。症状が続く時には、まず内科を受診しましょう。便に血が混ざる場合には、早急に消化器内科の受診をしましょう。出血の原因は、胃がんではないかもしれませんが、早急に消化管出血の原因を調べる必要があります。
参考文献
胃がん治療(がん情報サービス)
がんの部位別統計(日本対がん協会)
配信: Medical DOC