投資はあくまで自己責任。必ず緊急用資金は残しておきましょう
老後資金を投資に回すことで「資産寿命」を大幅に延ばせることを解説してきましたが、投資を始める時期が悪く、投資した金融商品の価格が下落した場合は、一時的に大きく資産を減らしてしまうことも考えられます。
特に高齢者世帯の場合は、病気などにかかって高額な医療費が急に必要になることもあります。手持ち資金をすべて投資に回すことはせず、何割かは必ず緊急用の資金として普通預金口座などに確保しておくことをおすすめします。
まとめ
老後資金が十分に貯められていない場合でも、手持ち資金を投資に回すことによって「資産寿命」を大きく延ばすことができることを解説しました。
ここで紹介した「投資」以外にも、資産寿命を延ばす手法はたくさんあります。生活様式を見直す「節約」や、無理をしない範囲での「勤労」など、自身の状況に合わせた適切な方法を選び、組み合わせていくとよいでしょう。
老後資産の取り崩し方やライフプランについて不安のある人は、お近くのファイナンシャル・プランナーにご相談ください。
出典
総務省統計局 2023年家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表-12(高齢者のいる世帯)世帯主の就業状態別
執筆者:山田圭佑
FP2級・AFP、国家資格キャリアコンサルタント
配信: ファイナンシャルフィールド
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