子どもの「近視」の治療法を医師が解説! 放置のリスクや予防法もご紹介

子どもの「近視」の治療法を医師が解説! 放置のリスクや予防法もご紹介

日常生活でできる近視の対策・予防法

編集部

子どもの近視は進行が速いというのは本当ですか?

片桐先生

子どもは、成長期(背が伸びる時期)に目のサイズも大きくなっていきます。そのときに、眼球の奥行も長くなり、近視化することが多いですね。

編集部

では、日常生活でできる近視の対策・予防法を教えてください。

片桐先生

確実に「これをすれば予防できる」「これで対策できる」という確実な方法はありません。ある程度のエビデンスが確立されているものとしては、「外遊びや屋外での活動などで太陽光を浴びること」「何かを読むときには、適度な照明を使い、正しい姿勢で30cm以上離して読むこと」、そして「十分な睡眠時間を確保すること」などがあります。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

片桐先生

特に視力の良い親御さんは、子どもの視力低下を気にする傾向があります。その原因と程度により、対処方法が変わってくるため、過度に恐れず、まずは眼科で検査を受けた上で、治療について相談することをおすすめします。

編集部まとめ

子どもの近視は、現代社会でよくみられる視力障害の1つですが、適切な予防や対策をおこなうことで、その進行を遅らせることができるとのことでした。また、定期的な眼科でのチェックをおこない、早期に異常を発見して、早期に対応することが大切です。

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