公務員というとリストラなどの可能性が低いため、親世代からすると娘の結婚相手の職業としては安心できるかもしれません。また、公務員は安定した年収があるのも魅力的だと感じる人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、公務員の男性の平均年収や公務員と結婚するメリットについてご紹介します。
20代男性の平均給与
まずは、全職業を対象とした20代男性の給与所得者における平均給与を見てみましょう。
国税庁長官官房企画課が公表した「令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によると、20代男性の平均年収は表1の通りです。
表1
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20~24歳 | 291万円 |
25~29歳 | 420万円 |
※国税庁長官官房企画課「令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を基に筆者作成
20代といっても、20代前半と後半では年齢が上がるにつれて平均年収が上がっていることが分かります。20代前半では291万円の平均年収が、20代後半になると129万円上がり420万円になります。
20代男性における地方公務員の平均給与
続いて、総務省の「令和4年4月1日地方公務員給与実態調査結果」より、20代男性公務員(地方公務員、一般行政職)の月給を表2にまとめました。
表2
年齢 | 平均月給 | 目安年収 |
---|---|---|
20~23歳 | 18万1448円 | 395万3176円 |
24~27歳 | 20万6117円 | 424万9204円 |
28~31歳 | 23万4204円 | 458万6248円 |
※総務省「令和4年4月1日地方公務員給与実態調査結果」を基に筆者作成
目安年収は、各平均月給×12ヶ月に、総務省が公表する「給与・定員等の調査結果等」による、令和4年・地方公務員(東京都)の賞与(期末手当と勤勉手当)177万5800円を足して計算しています。
ただし上記の賞与額は、全年齢を対象としていますので、あくまで目安として参考にしてください。
地方公務員は、勤続年数が上がると年収が上がる傾向にあります。そのため、20~23歳と28~31歳では約63万円の違いが見られます。全職業を対象とした20代男性の平均年収と比べると、地方公務員のほうが高いことが分かるでしょう。
配信: ファイナンシャルフィールド