非正規で働き始めてもう5年。転職できないまま、時給も上がらず。非正規の時給はどのくらいが平均なのでしょう?

2024年は、大企業を中心に賃金の引き上げが行われています。しかし、アルバイトやパートで働く方は、「非正規雇用では時給が上がらない」と悩んでいる方も多いでしょう。
 
本記事では、最新のアルバイトやパートの時給平均や、非正規雇用から正社員を目指すおすすめの方法などを紹介します。

非正規の平均時給はどのくらい?

株式会社マイナビ(東京都千代田区)が発表した「2024年1月度 アルバイト・パート平均時給レポート」によると、2024年1月度のアルバイト・パートの全国平均時給は1249円です。2023年7月以降1200円以上で推移しており、5ヶ月連続で過去最高額を更新しています。

 

また、人手不足の影響から「短時間からでも働ける」「土日祝日など人が集まりにくい時間帯は時給アップ」など、好条件を設定する企業も増えました。数年前と比べても、「隙間時間に働きたい」「学業や子育てと仕事を両立したい」といった方にとっては働きやすい環境になっているといえます。

 

非正規雇用者の年収は低く昇給もしにくい

一方、厚生労働省が発表した「『非正規雇用』の現状と課題」によると、正規雇用労働者に比べて非正規雇用労働者は賃金が低く、長く勤めても昇給しにくいといった傾向にあります。また、キャリアアップの機会も正社員に比べて得られにくく、長く非正規でいるほど正社員との格差は開いていきがちです。

 

理由があって正社員として働けずに非正規雇用で働いている方や、正社員になりたいと思いながら非正規雇用で働いている方にとっては、厳しい状況が続いているといえるでしょう。また、長い間非正規雇用で働いている方のなかには、正社員と同じ仕事をしている方もいるでしょう。そのような方にとっては非正規雇用を長く続けるほど、不利になりがちです。

 

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