老後資金の不安は「不足額を知る」ことで解決できる!? 不足額を知ったらどうすればいい?

一時期、老後2000万円問題が話題となりましたが、いまだに「老後資金は2000万円必要ですか」と質問されることがあります。老後資金がいくら必要かは、人それぞれであるため分かりません。老後資金がいくら必要かを知るために必要なのは、「不足額を知る」ことです。
 
そこで今回は、老後資金の不安解消のために「不足額を知る方法」をお伝えします。

老後とは?

老後資金が不安だなと思うとき、「老後」とは何歳からを想像しますか。実は「老後」という考えは人により異なります。例えばサラリーマンにとっては、「定年」というのが一区切りではあるけれど、その後雇用延長等で今まで通り働くのであれば、「定年=老後」ではないかもしれません。

 

また、専業主婦(夫)にとって老後は、老齢年金を受給できる年齢(原則65歳)と考えるのか、60歳以降と考えるのかさまざまです。

 

つまり、まずは「老後」を何歳からとするのかを考えてみてください。

 

金融資産(預貯金等)の残高を知る

突然ですが、預貯金の残高が今いくらあるのか分かりますか。預貯金の残高は多くの人が理解していることでしょう。ところが、預貯金以外の金融資産については、残高だけではなくどのような金融資産を持っているのかさえきちんと把握していない人もいます。

 

不足額を知るためには、現状の金融資産の残高を知ることが大切です。この作業をしようとすると、まずは通帳を全て集めることになります。そのときに使っていない通帳も出てくるかもしれません。

 

将来使う予定のない通帳は解約をお勧めします。断捨離の一種と考えてください。使っていない通帳は、最終的に国庫に収用される可能性もあるので、注意が必要です。

 

また、預貯金以外の金融資産(例えば、保険・株式・投資信託・金など)については、年に1回程度でいいので、どういった商品で残高や価額がいくらなのかを確認はしておきましょう。これも大切な老後資金になります。一覧表のようなもので管理するとよいでしょう。

 

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