50歳で専業主婦。今から「月10万円」を60歳まで稼ぐと、老後の年金はいくら増える? 90歳までの「総額」も試算

老齢年金の大きなメリット

「年間6万円少々しか増えないなら、パートで10年働く意味はあるのか」と考える人もいるかもしれません。確かに短期的に見ると「思ったより増える金額が少ない」と思うかもしれません。

 

ただし老齢年金は公的年金制度の加入者であった人の老後の保障として給付され、生涯にわたって受け取れるのが大きなメリットです。つまり長生きするほど得になる可能性が高いといえるでしょう。

 

今回のケースで、年金の繰上げや繰下げ受給は行わず通常通り65歳から受け取り始めるとすると、90歳まで生きる場合は25年間で合計164万4300円もらえます。1年間でみると6万円少々でも長期的にみると決して無視できない金額となることが分かります。

 

まとめ

本記事では、いまからパートを始めて厚生年金に加入し、月10万円稼ぎ続けたら老後にもらえる年金はいくら増えるのか解説しました。

 

「ちりも積もれば山となる」という言葉もあるとおり、長期的にみると無視できない規模となることもあります。老後にもらえる年金を増やしたい場合は、できる限り長く働いて厚生年金の加入期間を増やすのも選択肢の1つです。

 

出典

日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について

日本年金機構 老齢厚生年金の受給要件・支給開始時期・年金額

日本年金機構 は行 報酬比例部分

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

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