現代においては、洗濯機が自宅にある生活は当たり前といえます。洗濯機を使用しない場合、水道光熱費がどのくらい節約になるのか気になる方もいるでしょう。
そこで今回は、1回の洗濯にかかる水道代と電気代を計算して、1ヶ月ではどのくらいの金額になるのか解説します。洗濯機にかかるコストが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
洗濯にかかる水道光熱費
毎日洗濯機を使用している家庭は多いと思いますが、どれくらいの水道光熱費がかかっているのか把握していない方もいるかもしれません。
ここでは、水道代と電気代に分けて費用を確認してみましょう。今回は、ファミリーでも使用できるサイズ「12キログラム/6キログラム(洗濯・脱水容量/洗濯~乾燥容量)」の洗濯機を想定しています。
水道代
まずは、洗濯機にかかる水道代を見てみましょう。なお水道料金は、0.24円/リットルとします。洗濯機にはおもに、「タテ型洗濯乾燥機」と「ドラム式洗濯乾燥機」があります。それぞれの標準水量と水道代を表1にまとめました。
※筆者作成
表1より、タテ型洗濯乾燥機のほうがドラム式洗濯乾燥機よりも、洗濯1回あたりの水量が多いことが分かります。そのため、1ヶ月の水道代もタテ型洗濯乾燥機のほうが約570円高い結果(洗濯~乾燥の場合)となりました。
メーカーや洗濯コース・容量によっても違いがあるため、必ずしもすべての洗濯機で当てはまるわけではありません。
電気代
次に、洗濯機にかかる電気代を見てみましょう。なお電気代単価は30円/キロワットアワー、1時間洗濯機を使用した場合で計算します。それぞれの消費電力量と電気代を表2にまとめました。
※筆者作成
タテ型洗濯乾燥機で洗濯~乾燥まで済ませると、消費電力量が大きい分月に約1800円もの電気代がかかります。乾燥までしたい場合には、タテ型洗濯乾燥機よりもドラム式洗濯乾燥機のほうが電気代を安くおさえられるでしょう。
洗濯機を1日1回使用した際の1ヶ月分の水道光熱費
前述した水道代と電気代から、1ヶ月分の費用を表3にまとめました。
※筆者作成
表3より洗濯機にかかる1ヶ月分の水道光熱費は、700~2800円ほどと、洗濯機の種類やコースによって大きな差があることが分かりました。
洗濯機を手放した場合上記の費用を節約できますが、その分コインランドリーや手洗いにもお金や手間がかかります。乾燥まで行わず、洗濯したら干すようにするだけでも、乾燥時にかかるコストは削減できるでしょう。
配信: ファイナンシャルフィールド