「玄米」の豊富な栄養!ビタミン、ミネラル、食物繊維など白米と比べた栄養素を解説

昨今、健康志向の高まりから栄養価の高い玄米に興味のある方や、玄米を取り入れている方が増えているようです。では、実際に玄米にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。この記事では玄米の豊富な栄養素について解説。また白米の食べやすさと玄米の栄養を兼ね備えた「金芽ロウカット玄米」についても紹介します。

「完全栄養食」といわれる玄米の主な栄養素とその働き

玄米とは、もみ殻だけを取り除いた精米していないお米のことです。ビタミンやミネラルなどが豊富に含まれた胚芽(ハイガ)や糠(ヌカ)が残っているため、白米よりも栄養価が高く、「完全栄養食」といわれています。ここでは玄米に豊富に含まれる主な栄養素とその働きについて解説します。

玄米と白米の詳しい違いについてはこちらの記事を参考ください

【玄米の栄養その1】エネルギーの代謝を助けるビタミン群が豊富!

玄米は白米に比べて、ビタミンB1やビタミンB6、葉酸といったビタミンB群が豊富に含まれています(ビタミンB12は除く)。ビタミンB群は主にエネルギーの代謝を助ける働きがあるといわれています。

ビタミンB1

とくにビタミンB1は糖質の代謝にかかわっています。文部科学省の食品成分データベースによるとビタミンB1は玄米ごはん100gあたり0.16mg含まれており、これは白米ごはんの8倍にあたります。

ビタミンB6

ビタミンB6はアミノ酸の代謝にかかわり、免疫機能の維持や健康な肌、髪の毛をつくるのに必要な栄養素で、葉酸は正常な赤血球をつくるのに必要な栄養素です。

このように玄米にはビタミンが多く含まれていますが、ビタミンAやビタミンD、ビタミンK、ビタミンCなどのビタミンは不足しているため、やはりバランスのよい食事が求められます。

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