まとめ
社会保険料は手取り額に影響するため、例えば4月から6月の残業手当を抑えるような働き方をすることで、標準報酬月額を増やさず社会保険料を抑えようとする人もいるかもしれません。
一方で、標準報酬月額は、厚生年金においては老後に受け取る「老齢厚生年金額」や、健康保険における「傷病手当金」の支給額を、計算にも使われます。そのため、標準報酬月額が高いほど、もらえる年金額や手当金なども多くなります。
標準報酬月額を低くして、社会保険料を抑えることが「得」かどうか、一概には言えないことは覚えておきましょう。
出典
全国健康保険協会(協会けんぽ) 令和6年度保険料額表(令和6年3月分から)
執筆者:小山英斗
CFP(日本FP協会認定会員)
配信: ファイナンシャルフィールド
関連記事: