就業促進定着手当を受け取れればいくら補える?
年収500万円の30歳会社員が再就職して年収450万円に下がったと仮定し、就業促進定着手当がいくらもらえるのか計算していきます。
(前職の賃金日額:1万3888円-再就職後6ヶ月間の賃金の1日分の額:1万2500円)× 180 = 24万9840円(就業促進定着手当)
ただし、就業促進定着手当には、次のように受給上限があります。
上限額= 基本手当日額 × 支給残日数 × 40%
※基本手当日額の上限:5840円(60歳未満の場合)
※基本手当日額と支給残日数は再就職手当で利用した数字を使って計算
基本手当日額:5840円 × 支給残日数:60日 × 40% = 14万160円(就業促進定着手当の上限額)
つまり、再就職手当の受給で18万2520円少なくなった分が、就業促進定着手当で14万160円分補えるということです。
まとめ
「失業保険の受給中」に再就職すると、失業保険が全額受給できなくなります。再就職手当を受給しても損をしたと感じる人もいるかもしれません。
早期に再就職することで生活の安定が図れるのはもちろん良いことですが、どうせならもらえるはずのお金が減るのは避けたいはずです。そのようなときには、就業促進定着手当が受給できるか確認しましょう。
再就職手当も就業促進定着手当もどちらも受給条件は厳しいですが、受給条件をハローワークに確認して受け取れるお金は受け取っておきましょう。
出典
厚生労働省 再就職後の賃金が、離職前の賃金より低い場合には、「就業促進定着手当」が受けられます
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
配信: ファイナンシャルフィールド
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