肝臓がんの症状チェックについてよくある質問

ここまで肝臓がんの症状チェック法・検査法・予防法などを紹介しました。ここでは「肝臓がんの症状チェック」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

肝臓がんの症状チェックは人間ドッグでもできますか？

甲斐沼 孟（医師）

肝臓がんの症状チェックは人間ドックでもできます。人間ドックの検査項目の中には、尿検査と血液検査があります。採取された尿と血液は肝機能検査にも使用される仕組みです。また、血液検査の検査項目には腫瘍マーカーも該当します。さまざまな検査を経て健康診断されるため、定期的に受診しましょう。

治療後に再発予防のための症状チェックは継続したほうがいいですか？

甲斐沼 孟（医師）

すでに肝硬変・慢性肝炎・肝臓がんを発症したことがある方は、治療で完治したとしても再発予防のための症状チェックは怠らないようにしてください。なぜなら、再発するリスクが一般の方に比べると圧倒的に高いためです。症状チェックを生活習慣に取り入れて、継続することが大切です。

編集部まとめ

今回は肝臓がんのチェック法だけでなく、検査法から予防についてまで詳しく解説しました。

「沈黙の臓器」だからこそ、日常生活で症状チェックや定期健診は欠かせないものです。「肝臓の慢性的な炎症から発症に繋がる」でも先述している通り、普段の生活習慣から炎症に繋がる行動はいくつかあります。

沈黙の臓器が悲鳴を上げる状態に陥る前に、生活スタイルを見直してみましょう。すでに症状チェックに当てはまる方は、病院へ受診をおすすめします。

配信： Medical DOC