すぐに病院へ行くべき「心臓病の症状」
ここまでは心臓病の症状を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
胸の痛みが数分続く場合は、循環器科へ
胸の痛みは心臓病を疑う典型的な症状ですが、それ以外の原因でも感じることがあります。しかし、胸の痛みが数分以上続く場合は、心筋梗塞の恐れがあります。心筋梗塞は早期発見、治療が重要になります。放って置くと命の危険もありますので、速やかに対応するため循環器科の受診が必要です。
受診・予防の目安となる「心臓病の症状」のセルフチェック法
・胸の痛みが続く場合
・動悸の頻度が増えてきた場合
・少し歩いただけで息切れする場合
心臓病を予防する方法
食生活を見直す
食生活は健康に直結します。心臓病の予防には食生活の見直しが有効です。糖質や脂質、塩分が多い食事は、動脈硬化や高血圧の原因になります。動脈硬化や高血圧は心臓病の直接的な原因とされています。特に、間食や外食が多いと、これら成分は多くなってしまうので、なるべく間食はせず、外食の回数は減らすなどの工夫が有効です。
適度な運動
無理なく適度な運動を取り入れることで、心臓病の発症予防にも繋がります。運動するまとまった時間がなくても、通勤を徒歩にしたり、階段の昇り降りを取り入れたりすることで、有酸素運動を増やすことは可能です。ただし、現在心臓病をお持ちの方は、主治医とよく相談して日常生活に運動を取り入れるようにしましょう。
禁煙
タバコはさまざまな病気の原因になります。心臓病でも同様で、タバコを吸う人の方が吸わない人よりも心臓病になりやすくなります。喫煙している方は、禁煙が心臓病予防に重要です。自力で禁煙することが難しい場合は、禁煙外来を利用するのも有効な手段です。薬を使った禁煙はもちろん、禁煙できない精神的な理由にも配慮して禁煙をサポートしてくれます。
配信: Medical DOC