節約のため大型スーパーで「食材のまとめ買い」や1週間分の「作り置き」をしています。これって節約になってますよね?

食費を節約するために「食材のまとめ買い」や「作り置き」を実践している方は多いでしょう。
実際、まとめ買いや作り置きは、食費の節約効果が期待できます。
しかし「どのような点で、節約につながっているのか」が分からないという方もいるかもしれません。
 
本記事では「まとめ買いや作り置きが、なぜ節約につながるのか」について、注意点も含めて解説します。

「食材のまとめ買い」や「作り置き」は節約が期待できる

「食材のまとめ買い」は買いすぎや余分なものの購入を防げるため、節約が期待できるといわれています。

また、食材を大きなサイズで購入し「作り置き」する方法も効果的です。

買い物の回数を減らすだけでなく、大きなサイズの商品を購入することで単価をおさえられることがあります。

 

あるスーパーでは、同じ国産豚切り落としでも、170グラムのものは253円(税込み)、460グラムのものは626円(税込み)となっていました。

100グラムあたりの価格を算出すると、170グラムの少量パックは約149円、460グラム大容量パックは約136円です。

460グラムのパックのほうが100グラムあたり約13円安くなります。

 

まとめ買いをする際は、あらかじめ買うものを決めたリストを作り、曜日を決めて買い物するとよいでしょう。

買い忘れや重複購入などを防げます。

 

食材をまとめ買いする場合の注意点

食材をまとめ買いする場合、注意したい点は以下の2つです。

●食品ロス

●冷蔵庫の電気代アップ

それぞれ詳しく解説します。

 

食品ロス

食材や料理を安くストックしていても、傷んで食べられなくなった場合に捨ててしまうと無駄な出費になります。

特に、葉物野菜などの傷みやすい食材には気をつけましょう。

 

食品ロスへの具体的な対策例としては、以下の3つが挙げられます。

●早く使いきるよう工夫する

●冷凍保存する

●使いきれる量のものを買う

食材を上手に使いきれるよう、計画を立てて買い物するとよいでしょう。

 

冷蔵庫の電気代アップ

まとめ買いや作り置きをする際は、冷蔵庫への詰め込みすぎにも注意しましょう。

冷蔵庫内の食品が増えすぎると冷気の循環が悪くなり、電気代が高くなるといわれているからです。

 

冷蔵庫内は、食品を冷やすために冷気が循環しています。

食品が少ない場合は冷気の通り道が狭くなりにくく、冷蔵庫内の温度を下げるための電気効率も良くなるケースが多いです。

 

一方、食品が多い場合はなかなか冷蔵庫内が冷えにくく、大量の電力が必要となります。

経済産業省資源エネルギー庁の省エネポータルサイトでは、冷蔵庫内に食品を詰め込んだ場合と半分にした場合を比較すると、年間約1360円の節約につながると公表しています。

まとめ買いや作り置きをする場合でも、冷蔵庫内の食品が増えすぎない程度におさえておくとよいでしょう。

 

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