車の故障時に利用する可能性があるロードサービス。ロードサービスはいざというとき頼りになりますが、トラブルが増えていると聞き不安な方もいるでしょう。
今回はロードサービス利用時のトラブルに関して、実際の件数やトラブルの例をまとめました。万が一トラブルに巻き込まれてしまった際の対応方法についても紹介しています。
ロードサービス利用時のトラブルは急増している
残念ながら、ロードサービスを利用したときのトラブルは年々増加傾向にあります。特にインターネットから申し込んだロードサービスのトラブル数は多く、2018年から2022年の推移は以下の通りです。
表1
年度 | トラブル件数 |
---|---|
2018年度 | 43 |
2019年度 | 70 |
2020年度 | 95 |
2021年度 | 231 |
2022年度 | 773 |
※独立行政法人国民生活センター 「インターネットで依頼したロードサービスのトラブル急増-20歳代や学生は特に注意を!-」を基に筆者作成
特に注目したいのは2021年度から2022年度の増加数で、1年でトラブル数が約3.3倍増加しています。相談者は20代や学生が多いようで、若い世代こそロードサービス利用時のトラブルに注意すべきといえるでしょう。
ロードサービス利用時のトラブル例
ロードサービスを利用した際のトラブルには、さまざまな内容があります。独立行政法人国民センターが実際に受けた相談内容として、以下が掲載されていました。
・料金に関する十分な説明がなかった
・依頼した修理が完了しなかった
・修理をキャンセルした際に事前説明のないままキャンセル料金が発生した
・損害保険会社への費用請求が可能と言われたが、認められなかった
トラブルの内容として共通しているのは、いずれも料金に関する内容が含まれている点です。特にサイトに表示されている価格をうのみにして依頼すると、トラブルに巻き込まれてしまうでしょう。
ロードサービスを利用する際は、本当に表示価格で収まるのか・適切な価格なのかを慎重に判断する必要があります。
配信: ファイナンシャルフィールド