光免疫療法とは?Medical DOC監修医が光免疫療法の費用や治せる病気・メリット・デメリット・治療の流れなどを解説します。

監修医師:
木村 香菜(医師)
名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。
「光免疫療法」とは?
光免疫療法は、がん細胞に特異的に結合する光感受性薬剤を投与後、がん部に近赤外線を照射してがん細胞を選択的に破壊する新しい治療法です。
がん細胞のみを狙い撃ちでき、副作用が比較的少ないことから、従来の治療が難しい症例でも効果が期待される治療として注目されています。
現在日本では、薬剤アキャルックス®️(セツキシマブサロタロカンナトリウム)の投与とレーザー光照射を組み合わせた治療法が、頭頸部のがんに対して保険適用となっています。
今回の記事では、光免疫療法の費用や効果、流れなどについて解説します。
光免疫療法の費用
光免疫療法に要する費用の概算をお示しします。
保険適用の場合
光免疫療法は、切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部がんに対して保険適用されています。そのため、3割負担の場合、薬剤費・照射費を含め約30〜40万円程度が目安となります。入院管理料や検査費が別途必要なこともあります。
高額療養費制度を利用すると、自己負担額が抑えられるため、事前に制度を確認しておくと安心です。
自費診療の場合
適応外疾患に用いる場合や臨床試験での治療など、保険が使えないケースでは 数百万円以上かかる場合があります。
薬剤自体が高額であり、特殊な照射機器が必要となるため、自費診療では高額になりやすい点は十分な注意が必要です。

