尿道上裂の治療
尿道上裂の主な治療法は外科的手術です。
尿道再建術や膀胱頸部形成術、陰茎海綿体の再配置などが行われ、自身で排尿コントロールができるように促します。
手術の時期や方法は患者の年齢、症状の重症度、合併症の有無などを考慮して決定されます。また、膀胱尿管逆流症を合併している場合は、尿路感染を予防するために抗生剤の継続投与が検討されます。
尿道上裂は、手術後も尿失禁や頻尿などの症状が完全に治らない可能性があります。
尿失禁などの症状が残る場合は、日常生活で自己導尿などの管理が必要になる場合もあります。
また、成長するにつれて、性機能障害やうつ症状などの問題が生じる可能性もあるため、小児期だけでなく、生涯にわたって長期的なフォローアップが必要です。
尿道上裂になりやすい人・予防の方法
尿道上裂は原因が明確ではないため、発症しやすい特定の因子はわかっていません。
予防方法も確立されていませんが、出生後に診断された場合は定期的な受診を通じて適切な処置や治療計画を立てることが重要です。
患者とその家族への精神的なサポートも必要になります。
関連する病気
膀胱尿管逆流症
尿路感染症膀胱外反症
総排泄腔外反症
尿道索
尿道下裂包茎嵌頓包茎
外尿道口狭窄
尿道狭窄
尿道弁
尿道脱
参考文献
日本小児泌尿器科学会尿管瘤・異所性尿管(尿管異所開口)
日本小児泌尿器科学会小児泌尿器領域の画像診断
日本小児泌尿器科学会膀胱尿管逆流(VUR:vesicoureteral reflux)
日本泌尿器化学会雑誌男子尿道上裂型重複尿道の3例
日本泌尿器科学会雑誌恥骨下不全尿道上裂
日本小児外科学会雑誌完全尿道上裂に対する膀胱頸部形成術の経験
小児慢性特定疾病情報センター44総排泄腔外反症
泌尿器科紀要尿道上裂の2例
一般社団法人日本小児外科学会小児外科で治療する病気
日本小児腎臓病学会雑誌CAKUT(congenital anomalies of the kidney and urinary tract)に対する画像検査―排尿時膀胱尿道造影(VCUG)と核医学検査―

