アスピリン中毒の前兆や初期症状について
アスピリン中毒には、アスピリンなどの過剰摂取による急性の中毒症状と、長期間の摂取による慢性の中毒症状があり、前兆や初期症状が異なります。
急性中毒症状
急性中毒では、初期症状として悪心、嘔吐、眠気、耳鳴り、過換気などがみられます。その後、多動や高熱、さらに錯乱や痙攣などが起きる可能性があります。重症例では急性腎不全や呼吸不全、昏睡、脳浮腫、肺水腫、ARDS、うっ血性心不全、突然の呼吸停止、突然死などを引き起こすことがあります。
慢性中毒症状
慢性中毒では、明確な初期症状が見られないこともありますが、敗血症に似た兆候があるとされています。具体的には、軽微な錯乱や精神状態の変化などが前兆となる可能性があります。他に、低酸素症、非心原性肺水腫、代謝性アシドーシス、精神状態の変化、脱水などが見られることもあります。
アスピリン中毒の検査・診断
アスピリン中毒は、臨床症状および血液検査や尿検査の検査結果、患者さんの服薬歴などから総合的に診断されます。
血液検査により、血液中のアスピリン濃度を調べることは有効です。血液のpHや、二酸化炭素、重炭酸塩の値や尿検査の結果なども、アスピリン中毒の重症度を判断する手がかりになります。

