アトピー性皮膚炎の前兆や初期症状について
アトピー性皮膚炎の初期症状は、強いかゆみを伴う湿疹です。湿疹は左右対称に現れ、顔や首、肘、膝の裏などに多く見られます。乳児期には頭や顔に始まり、次第に体や手足に広がる傾向があります。幼少期には首や手足の関節に湿疹ができやすく、思春期・成人期には上半身(頭、首、胸、背中)に強い皮疹が現れることが多いです。
湿疹は皮膚が赤くなり、ブツブツができたり、カサカサと乾燥して皮膚が剥けてかさぶたができる場合があります。強いかゆみを伴うため、掻きむしってしまうことで皮膚のバリア機能がさらに低下します。バリア機能の低下により症状が悪化することがほとんどです。
初期の段階では、皮膚がかゆくなり、軽い赤みや腫れが見られることがあります。この症状が次第に進行し、湿疹が広がっていくと共に、かゆみも強くなります。特に夜間にかゆみが増して、睡眠を妨げることがあります。この睡眠不足により、日中の活動にも影響が現れ、集中力の低下や疲労感を増すことがあります。
これらの症状がみられた場合、 皮膚科だけでなく、小児科、内科、アレルギー科を受診して適切な検査・治療を受けることをおすすめします。
アトピー性皮膚炎の検査・診断
アトピー性皮膚炎の診断は、問診や身体診察、血液検査などを通じて行われます。以下の内容で検査が行われます。
血液検査
アレルギー反応で上昇するIgE抗体やTARC(皮膚の細胞から作られる物質)の量を調べます。これにより、体内のアレルギー反応の程度を確認することができます。
アレルゲン
検査
アレルギー反応を引き起こす物質の有無を調べるために行います。具体的には、食物アレルギーや環境アレルゲンの特定が行われます。
皮膚テスト
アレルゲンが疑われる物質を皮膚に晒して反応を観察するパッチテストや、針で皮膚に少量のアレルゲンを注入して反応を観察するプリックテストなどがあります。これにより、特定のアレルゲンに対する反応を確認することができます。
アトピー性皮膚炎の診断基準としては、強いかゆみがあること、特徴的な皮疹が体の左右の同じような場所に現れることで確認できます。湿疹はおでこ、目や口や耳の周り、首、手や足の関節のやわらかい部分に現れることが多く、皮膚症状が改善したり悪化したりを繰り返すことが特徴です。

