ビオチンが多い食品

鶏レバー/生
▼100 gあたりのビオチン含有量:230.0μg
レバーはビオチンを非常に多く含む代表的な食材で、特に鶏レバーは含有量がトップクラスです。種類によって幅はありますが、豚レバー/生は80.0μg、牛レバー/生は76.0μg、豚スモークレバーは130.0μg、豚レバーペーストは29.0μg(いずれも100gあたり)が含まれています。
落花生/いり
▼100 gあたりのビオチン含有量:110.0μg
ナッツ類や大豆製品などの植物性食品にも、ビオチンが比較的多く含まれています。
他には、落花生/乾は92.0μg、ヘーゼルナッツ/フライ/味付けは82.0μg、アーモンド/フライ/味付けは60.0μg、高野豆腐は21.0μg、糸引き納豆は18.2μg(いずれも100gあたり)が含まれています。
鶏卵/卵黄/生
▼100 gあたりのビオチン含有量:65.0μg
鶏卵の特に生の卵黄にはビオチンが多く含まれています。一方、生の卵白にはアビジンという成分も含まれており、ビオチンの吸収を妨げることがあります。そのため、生卵や卵白を大量に継続して摂取すると、ビオチン不足の原因になる可能性があります。しかし通常の摂取量であれば大きな問題はないとされています。また、アビジンは加熱によって変性し、ビオチンと結合する力を失うため、加熱した卵であれば吸収阻害の心配はありません。なお、鶏卵のビオチン含有量は、卵黄/ゆでは54.0μg、全卵/生は24.0μg、全卵/ゆでは25.0μg、全卵/目玉焼きは27.0μg(いずれも100gあたり)とされています。
ビオチンが不足すると現れる症状

肌トラブル
不足すると、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れ、湿疹のような皮膚の赤み・乾燥、皮膚炎(ウロコのようになり皮膚が剥がれ落ちていく)が起こることがあります。重度の欠乏では、口や目、耳の周囲などから症状が現れ、徐々に広がるケースも報告されています。
髪の悩み
不足すると、細胞分裂が活発な皮膚や粘膜、髪、爪などに影響が出やすわれます。毛髪をつくる細胞の働きが低下し、髪の成長が遅れたり、細く切れやすくなったり、頭皮の乾燥や炎症によって抜け毛が増える可能性があります。ただし、加齢や遺伝など他の要因による場合も多く、ビオチン不足だけが原因とは限りません。
神経症状
ビオチンは糖質・脂質・たんぱく質の代謝を助ける補酵素として働くだけでなく、神経の正常な機能にも関与しています。そのため、欠乏が進行すると神経系に関連する症状が現れることがあります。具体的には、抑うつ気分、無気力、集中力の低下などの精神症状や、手足のしびれ、ピリピリとした異常感覚(知覚異常)などが報告されています。重度の場合には、けいれんや発達遅延(乳児の場合)などがみられることもあります。

