白酒のルーツは不老長寿を願う「桃花酒」
童謡『うれしいひなまつり』の歌詞にも登場する「白酒(しろざけ)」。ひなまつりの定番の飲み物ですが、実は現在私たちが手軽に飲んでいる「甘酒」とは全くの別物だということをご存じでしょうか。
ひなまつりに白酒を飲む習慣は、古代中国の「上巳(じょうし)の節句」に由来します。桃は邪気を払い不老長寿を与える「仙木」とされ、桃の花を酒に浸した「桃花酒(とうかしゅ)」を飲むことで健康を願ったのが始まりです。
江戸時代頃からは、桃の花が美しく引き立つお酒として、白く濁った「白酒」が使われるようになったといわれています。

知ってた? 「白酒」と「甘酒」はアルコール度数も製法も違う
現在、ひなまつりで代用されることが多い「甘酒」ですが、本来の「白酒」とは以下の違いがあります。
白酒: 蒸し米と米麹を焼酎やみりん等で仕込み、すりつぶして作るリキュール。アルコール分は約8%前後。
甘酒: 米麹または酒粕から作られる。家庭でも作ることができ、アルコール分はごくわずか(またはゼロ)。
白酒は立派な「お酒」ですので、お子さんや車を運転する方は、市販の甘酒(ソフトドリンク)を楽しむのが正解です。

