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「脳出血の余命」はご存じですか?代表的な症状・後遺症・なりやすい人を医師が解説!

「脳出血の余命」はご存じですか?代表的な症状・後遺症・なりやすい人を医師が解説!

脳出血の余命とは?メディカルドック監修医が脳出血の余命・症状・原因・なりやすい人の特徴・治療法などを解説します。

佐々木 弘光

監修医師:
佐々木 弘光(医師)

医師、医学博士。香川大学医学部卒業。奈良県立医科大学脳神経外科に所属し、臨床と研究業務に従事している。現在、市立東大阪医療センターに勤務。脳神経外科学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医、脳卒中学会専門医、の資格を有する。

「脳出血」とは?

脳出血とは、脳の血管が何らかの原因で破れて出血し、脳細胞を破壊する病気のことをいいます。一般的に脳梗塞、脳(内)出血、くも膜下出血の3つを総称して脳卒中と呼ばれるため、脳出血も脳卒中の1つに分類されます。また専門的には、脳出血は部位や原因によって様々な種類があります。そして運動麻痺や感覚障害、呂律困難などの後遺症を残し、重症な場合は意識を失い、生命の危機に瀕する危険な疾患です。しかし普段から意識することで発症を予防することも可能です。ここではその原因や症状、予防法などを解説していきます。

脳出血の後遺症・余命

まず脳出血は起きた瞬間に脳の細胞の大部分が破壊され、何らかの後遺症は免れ得ないことが多いです。日本の脳卒中データバンクという統計によると、脳出血の患者さんが退院時に介助の必要がなく、機能的に自立が保たれている状態(modified Rankin Scaleの0~2レベルの状態といいます。)であった割合は31.6%とされ、自宅に退院できた割合は28.2%と報告されています。すなわち約6-7割の人は退院時に何らかの後遺症を残し、自宅退院が困難であったことが分かります。
また同じ統計によると、脳出血の経過が悪くなる要因として、より高齢であること、今まで脳卒中を起こしたことがあること、出血量が多いこと、意識不明など重症であること、が挙げられており、寝たきりや死亡する患者さんの割合も32.2%と非常に高く、重篤な疾患といえます。そして仮に最初は出血の量が少なかったとしても、遅れて出血が拡大する危険性もあるため、迅速な対応と入院が必要になります。
脳出血の余命についても研究がいくつかありますが、例えば2008年に報告された秋田県全域を対象とした研究では、50歳の脳出血患者さんの平均余命は男女ともに20~25年程度であったとされ、これは日本人全体の男女の平均寿命よりも10年程度短くなる可能性があると報告されています。しかし発症時の年齢や脳出血の重症度によって状況が大きく異なるため、一律で余命を想定することは難しく、脳出血以外(誤嚥性肺炎など)の合併症によって入院中に死亡する可能性なども含めて、5~10年程度の余命となる場合も考えられます。

配信元: Medical DOC

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