「脳出血の余命」についてよくある質問
ここまで脳出血の余命などを紹介しました。ここでは「脳出血の余命」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
脳出血は何年生きることができるのでしょうか?
佐々木 弘光(医師)
脳出血の余命を一概に説明することは難しく、出血の原因や出血量、部位、重症度によっても大きく異なってきますが、一般的な平均余命から10年程度短くなる可能性が考えられます。一方で高血圧性脳出血に限っては、男性は40歳台から、女性でも50-60歳台からと、比較的若年から発症頻度が増えます。従って、一命をとりとめ、麻痺などの後遺症が残ってしまっても、その後の外来通院による再発予防やリハビリによる後遺症の軽減を通じて、10~20年以上の長期的な余命も期待できます。特に若年者やもともとの健康状態が良い人ほど、残されている筋力や潜在的な脳機能に余力がある可能性が高いので、長期生存する可能性は高いとも考えられます。
まとめ
脳出血はある日突然発症し、重篤な後遺症を残して、その後の人生を大きく左右します。しかし高血圧などが原因は、日頃の生活習慣を見直すことで予防は可能です。また仮に脳出血を発症してしまっても、リハビリや介護サービスを利用したり、再発予防に努めたりすることによって、乗り越えられることもたくさんあります。もしご不安な場合は一度かかりつけ医や脳神経外科・脳神経内科の医師などに相談してみましょう。
「脳出血」と関連する病気
「脳出血」と関連する病気は12個ほどあります。
各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
内科系の病気
高血圧症
脂質異常症糖尿病メタボリックシンドローム肝機能障害
腎機能障害
睡眠時無呼吸症候群脳神経系の病気
脳動脈瘤脳動静脈奇形
動脈瘻
海綿状血管腫
脳腫瘍脳出血の発症には生活習慣病が関連するものから脳血管の異常など様々な原因が考えられます。
「脳出血」と関連する症状
「脳出血」と関連している、似ている症状は11個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
脳出血のサイン
片側の手足の麻痺
片側の顔面の麻痺
片側のしびれ
呂律が回らない
言葉が出てこない物が二重に見える
頭痛嘔吐歩行障害
めまい意識障害
いずれの症状も突然発症することが特徴的です。重篤な後遺症を残して、その後の人生を大きく左右する可能性のある病気なので、普段の生活習慣の見直しから発症予防に努めることが重要です。
参考文献
脳卒中データバンク2021
脳卒中ガイドライン2021 [改訂2023]
秋田研究:脳卒中の予後 (日老医誌 2008:45:169-171)
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