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「更年期の女性」は飲酒しなくても”γ-GTPが高く”なる?考えられる病気も医師が解説!

「更年期の女性」は飲酒しなくても”γ-GTPが高く”なる?考えられる病気も医師が解説!

更年期以外に考えられる女性のγ-GTP上昇の原因と注意点

γ-GTPが上がるのは、更年期のせいだけでないケースもあります。ここからは、更年期以外に考えられるγ-GTP上昇の原因疾患を紹介します。

原発性胆汁性胆管炎(PBC)

原発性胆汁性胆管炎は、免疫の異常によって肝臓内の胆管が少しずつ壊される疾患です。
中高年の女性に多く見られる進行性の病気で、7〜8割の方は自覚症状のないタイプといわれています。放置すると胆汁の流れが滞って肝機能が徐々に低下するため、健康診断や血液検査で肝臓の酵素の値の異常を指摘されたら必ず受診しましょう。

非アルコール性脂肪性肝疾患

非アルコール性脂肪性肝疾患とは、飲酒習慣が無いのに肝臓に脂肪が蓄積する状態です。
前述のとおり、更年期になってエストロゲンの分泌が低下すると、今までと同じ生活をしていても肝臓に脂肪がたまりやすくなります。また、生活習慣病や肥満などが加わると、さらにリスクが上昇します。
放置すると徐々に肝細胞のダメージが増大し、肝硬変、肝がんになることもあります。自覚症状が現れないケースが多いため、γ-GTPが高い、ウエスト・体形を指摘されたなどの場合は、消化器内科を受診しましょう。

甲状腺疾患

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて代謝が活発になり、疲れやすさや動悸、情緒不安定、手の震えなどがあらわれる甲状腺機能亢進症でも、γ-GTPは高くなることが知られています。
多いのは20〜30代ですが、疲れやすさや情緒の不安定さなどの症状が更年期症状と似ているため、気付かないケースもあります。
また、甲状腺機能低下症でも非アルコール性脂肪性肝炎を引き起こすことがあり、このためγ-GTPが上昇することも少なくありません。甲状腺疾患が女性で合併することが多いため、γ-GTPなどの肝トランスアミナーゼの上昇がみられた場合には気をつけなければなりません。

血液検査の「γ-GTP値」の見方と再検査が必要な数値

ここまでは診断されたときの原因と対処法を紹介しました。再検査・精密検査を受診した方が良い結果がいくつかあります。以下のような診断結果の場合にはすぐに病院に受診しましょう。

血液検査の「γ-GTP値」の基準値と結果の見方

一般的に、健康診断の血液検査におけるγ-GTPの基準値は、50U/L以下と設定されています。医療機関における基準値は施設によってやや異なります。たとえば、「男女ともに0〜75」「男性は13〜64、女性は9〜32」などのように男女差がある施設・ない施設もさまざまです。
γ-GTPは、アルコールの影響を受けやすいため、飲酒する方は一定期間禁酒するだけで数値が下がることもあります。そのため、1回の数値だけでなく、数値の定期的な経過を見ることも大切です。

血液検査の「γ-GTP値」の異常値・再検査基準と内容

血液検査でのγ-GTP値が基準値を上回る場合、再検査の対象となります。
再検査では、再度の血液検査に加えて、腹部エコー検査をおこない、肝臓の形状や脂肪の蓄積具合を視覚的に確認します。専門の診療科は、消化器内科です。必要な費用は、血液検査の項目数などによっても変わるため、医療機関に電話で確認するとよいでしょう。
肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、γ-GTPが異常値を示していても自覚症状がないケースが少なくありません。しかし、放置すると徐々に肝臓のダメージが重なって肝硬変や肝がんに進行する可能性も否定できないため、必ず早めに受診することをおすすめします。

配信元: Medical DOC

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