子宮頸管ポリープの悪性の症状
子宮頸管ポリープが悪性の確率はとても低いとされています。一方で、ポリープ全体で約0.1%が悪性だった、約0.5%に異形成がみられたという報告もあります。また、子宮頸部のポリープ状の病変は、ポリープ状に発育する子宮頸がんなどの悪性腫瘍との鑑別が必要です。また、色や形だけで悪性かどうかを判断することは難しいです。
ここでは、子宮頸管ポリープが悪性である可能性を示唆する症状を紹介します。
多量の出血
子宮頸部にできたポリープが子宮頸がんなどの悪性の病変だった場合、病変からの出血が多量となる可能性があります。月経時の出血量が多い場合、あるいは月経とは関係なく出血(不正性器出血)が続く場合には早めに産婦人科を受診するようにしましょう。
骨盤や下腹部の痛み
子宮頸部にできたポリープが悪性腫瘍の場合、子宮の外にも病変が広がり、骨盤や下腹部の痛みが生じることがあります。なんとなく違和感が続くような場合、躊躇うことなく産婦人科を受診しましょう。
尿や便に血が混じる/疼痛
子宮頸部のポリープ状の病変が悪性腫瘍の場合、尿の通り道である尿道や、便の通り道である直腸にも浸潤することがあります。その場合、尿や便にも血が混じるということが生じえます。また同時に排尿痛、排便痛や性交時痛も来すこともあります。こうした症状が出た場合には、速やかに消化器内科、婦人科や泌尿器科を受診するようにしましょう。
子宮頸管ポリープができる原因
子宮頸管ポリープができる正確な原因は不明ですが、以下のようなものが考えられています。
子宮頸部の血管のうっ血
子宮頸部の血管でうっ血が生じることが原因の一つという説があります。つまり、血管で血液が流れにくくなり、一箇所にたまるような状態になることがポリープの発生につながるということです。
子宮頸部の感染や慢性的な炎症
子宮頸部に感染や慢性的な炎症が起こることもポリープの原因となる可能性があります。例えば、性感染症や細菌感染などがあります。
エストロゲンに対する反応
女性ホルモンであるエストロゲンレベルの上昇に対する反応も子宮頸管ポリープの発生につながる可能性が示唆されています。エストロゲンの上昇に対する反応が子宮頸部の組織の過剰な成長を引き起こし、子宮内膜増殖症とも関連している可能性もあります。

