床のテカリは「カーペット」で一掃
床の悩みに対して取り入れたのが“ベーススタイリング”のセオリー。インテリアは(1)シンプルな空間を用意する(2)ベースとなる家具とインテリアを選ぶ(3)アクセントアイテムで趣を加える、という3段階で整えるのが基本だといいます。
今回はその第1段階として、“空間をシンプルに整える”ことに注目。リビング部分だけでなく、床全面にウールカーペットを敷き詰めることで、床のツルツルとした印象を和らげました。マットな質感に整ったことで空間に一体感が生まれ、ホテルライクな上質さを感じさせる雰囲気へと大きく変化しています。これで部屋のベースは整いました。
「多灯照明」で奥行きを演出
2つ目の悩み「より落ち着く空間にしたい」に対しては、樋口さんが憧れていた「多灯照明」を採用。1灯で空間全体を照らすのではなく、複数の照明を組み合わせることで、陰影やリズムをつくるテクニックです。
ビフォーでは天井からの1灯のみでしたが、アフターではフロアライト、テーブルライト、ポータブルライトの3灯を設置。照明の近くは明るく、離れるほど暗くなることで、部屋に自然な奥行きが生まれました。眩しさが抑えられ、夜のひとり時間にもぴったりの落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
なお、リセノでは適切な明るさの目安として「1畳あたり15~20W」という基準を設けているとのこと。多灯照明に初めて挑戦する際も、ひとつの指標として参考にできそうです。

