好きなことをやっている時間によって「挑戦する心」が育まれることも

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実際に、“好きなことだけやっている”ように見えても、それはその瞬間だけ“安全が確保されている”ということもあるのです。じつは、その安心感があってこそ、次の挑戦へ進む余力が生まれます。
たとえば、家で好きなことを自由にする時間をつくるだけでも、子どもたちは安心感を得て、少しずつほかのことにも取り組む意欲が湧いてくることがあるのです。
その反対に、不安やストレスが強い環境では、感覚過敏やこだわりがさらに悪化し、癇癪やパニック、さらにはうつ症状や自傷行為にまで発展することもあります。
周囲の大人が子どもの特性を理解して、その子の受け入れられる範囲を尊重することが、子どもたちが自分らしく成長するための第一歩になります。
ときに、「世間一般の正しさ」や「ふつう」から離れることを大人は強く不安に思うこともあるかもしれませんが、「ふつう」にあてはめることが子どもにとって苦痛であるというのを少しずつ近くにいる大人が理解すること、それが子どもの心理的安全につながるのです。
児童精神科医のつぶやき
“逃げる”ことは“甘え”ではありません。安心してすごせる場所があるからこそ、子どもは挑戦できる心が育まれるのです
続きはぜひ書籍でご覧ください。
児童精神科医が子どもに関わるすべての人に伝えたい「発達ユニークな子」が思っていること
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※本記事は、『児童精神科医が子どもに関わるすべての人に伝えたい「発達ユニークな子」が思っていること』<著:精神科医さわ/日本実業出版社>より抜粋・再編集して作成しました。
児童精神科医精神科医さわ塩釜口こころクリニック(名古屋市)院長。児童精神科医。精神保健指定医、精神科専門医、公認心理師。1984年三重県生まれ。開業医の父と薬剤師の母のもとに育ち、南山中学校・高等学校女子部、藤田医科大学医学部卒業。勤務医時代はアルコール依存症など多くの患者と向き合う。発達ユニークな娘2人をシングルで育てる母でもあり、長女の不登校と発達障害の診断をきっかけに、「同じような悩みを持つ親子の支えになりたい」と2021年に塩釜口こころクリニックを開業。開業直後から予約が殺到し、現在も月に約400人の親子を診察。これまで延べ5万人以上の診療に携わる。患者やその保護者からは「同じ母親としての言葉に救われた」「子育てに希望が持てた」「先生に会うと安心する」といった声が多く寄せられ、「生きる勇気をもらえた」と涙を流す患者さんも多い。YouTube「精神科医さわの幸せの処方箋」(登録者数10万人超)、Voicyでの毎朝の音声配信も好評で、「子育てや生きるのがラクになった」と幅広い層に支持されている。著書にベストセラー『子どもが本当に思っていること』(日本実業出版社)、『児童精神科医が子どもに関わるすべての人に伝えたい「発達ユニークな子」が思っていること』(日本実業出版社)、監修に『こどもアウトプット図鑑』(サンクチュアリ出版)がある。→記事一覧へ
