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「加害者は消えてくれたらいい」マンガワン再起用問題で弁護士が語る性被害の本音と「加害者の長い更生」

「加害者は消えてくれたらいい」マンガワン再起用問題で弁護士が語る性被害の本音と「加害者の長い更生」

●「加害者が更生に向けて進んでいる」と言えるには

「知らせることが誠意なのか。それが単なる自己満足になっていないか。知らせることで被害を思い出し、被害者が苦しむ可能性について、どこまでも思いをめぐらせるべきです。

加害者が法的に罪を償っても、被害そのものは消えません。被害者を傷つけずに生きていこうと考え続けていれば、加害者は更生の道を歩んでいると言えるのかもしれません」

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●「罪を認めて謝罪してほしいのは復讐が怖いから」

被害者が何より望むのは、加害者が罪を認め、謝罪することだという。

「逆に言えば、最も被害者を苦しめるのは、加害者が罪を認めず謝罪しないことです」

なぜ被害者は罪を認めてほしいと願うのだろうか。

「怖いからです。罪を認めないということは、自分の行為が悪いと理解していない証拠です。刑期を終えた後、復讐に来るのではないかという恐怖が消えないのです」

現在、小学館では第三者委員会による調査と再発防止策の提言が待たれている。加害者の再起と被害者への配慮をいかに両立させるのか。難しいテーマではあるが、その仕組みづくりが社会に問われている。

【取材協力弁護士】
上谷 さくら(かみたに・さくら)弁護士
福岡県出身。青山学院大学法学部卒業後、毎日新聞社に入社。新聞記者として勤務した後、2007年弁護士登録。犯罪被害者支援弁護士フォーラム(VSフォーラム)事務次長。第一東京弁護士会犯罪被害者に関する委員会委員、こども性暴力防止法施行準備検討会委員、保護司。著書に「新おとめ六法」(KADOKAWA)、「犯罪被害者代理人」(集英社新書)など。
事務所名:桜みらい法律事務所

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