わかめの健康効果

便秘予防・改善
わかめに含まれる水溶性食物繊維は、便を柔らかくして排便をスムーズにする作用があり、便秘の予防や改善につながります。わかめ以外の食物繊維を多く含む食品と組み合わせて摂取するとより効果的です。
生活習慣病予防
わかめに含まれる食物繊維が、多くの生活習慣病の発症予防に効果があることが報告されています。食物繊維が各種疾患及びその生体指標に及ぼす効果を検証した介入試験では、体重、血中総コレステロール、LDLコレステロール、トリグリセライド(中性脂肪)、収縮期血圧、空腹時血糖で有意な改善が認められています。ただし、わかめだけでは十分な量を摂りにくいため、野菜やきのこ、豆類などと組み合わせて取り入れると良いでしょう。
むくみ予防
むくみは体内の水分バランスの乱れや、塩分の過剰摂取などによって起こります。わかめに含まれるカリウムは、体内の水分量を調整したり、ナトリウムを身体の外に出しやすくする作用があるため塩分の摂り過ぎを調節し、むくみの予防、軽減に役立ちます。ただしわかめには、ナトリウムも含まれているため摂りすぎには注意が必要です。
乾燥わかめの健康効果

湯通ししたわかめを保存するために塩漬けしたものを、湯通し塩蔵わかめといいます。この湯通し塩蔵わかめを塩抜きし、乾燥させたものが乾燥わかめです。乾燥させることで栄養素が凝縮されていますが、水で戻す時に水溶性栄養素の一部が流出する可能性があります。戻した後は重量が約10~12倍に増え、実際に摂取する量を比較すると生わかめと同程度の栄養素を含みます。
血糖値上昇の抑制
乾燥わかめに含まれる食物繊維は、小腸での栄養素の吸収を穏やかにし、食後の血糖値の急上昇を抑える効果があります。またカロテノイドの一種であるフコキサンチンはインスリン抵抗性を改善、糖代謝を促進し、食後の急激な血糖値の上昇を抑える効果があることが複数の研究で確認されています。
コレステロール濃度の低下
乾燥わかめに含まれる食物繊維は、コレステロールを吸着し体外に排出することで血中のコレステロール値を低下させる効果があります。
骨の健康維持
乾燥わかめに含まれるビタミンやミネラルは、骨の健康維持に役立っています。カルシウムは骨格を構成する重要な物質であり、不足すると骨代謝(骨吸収と骨形成のバランス)が低下し骨粗鬆症の原因にもなります。またマグネシウムも骨や歯の形成に関与しています。さらにビタミンKは、骨に存在するたんぱく質オステオカルシンを活性化し、カルシウムを沈着させ骨形成を促します。

