白血病が再発した後の治療法
白血病が再発した後の治療法には以下のようなものがあります。
救援化学療法(強力化学療法)
再発したAMLに対し、若い方ではシタラビン(AraC)大量投与をメインとした救援化学療法によって完全寛解に導入することを目指します。アントラサイクリンが併用されることが多いです。一般的には約3〜5割の方で再度寛解に至ることができるとされています。血液内科や腫瘍内科が行い、入院が必要な場合が多いと考えられます。
同種造血幹細胞移植
再発AMLに対し、前述の救援化学療法を行って完全寛解に導入した後、適切な症例に造血幹細胞移植を施行することが推奨されています。また、再発・難治性のCLLに対しても造血幹細胞移植が考慮されます。高度な無菌管理が必要なため、専門の設備がある病院に入院して行われます。
非強力化学療法
体力の面などから強力化学療法が適応とならない症例では、AraC低用量療法、ゲムツズマブオゾガマイシンなどの非強力化学療法が検討されます。化学療法は一般的には入院で行われ、血液内科や腫瘍内科が主科になる場合が多いと考えられます。
「白血病の再発率」についてよくある質問
ここまで白血病の再発率を紹介しました。ここでは「白血病の再発率」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
白血病は最初に発症してから何年後に再発しますか?
今村 英利(医師)
AMLの場合には、最初の診断後3年以内に再発するケースが多いとされています。
白血病が完治する確率について教えてください。
今村 英利(医師)
白血病が寛解するかどうかは、白血病の種類や行うことができた治療によって異なります。成人AML患者の80%が最初の導入化学療法後に完全寛解に至ることができるとされていますが、再発率は高い病気です。
まとめ
今回の記事では、白血病の種類や再発率、再発後の治療について解説しました。
白血病は再発すると、特に成人の場合には治癒が難しいとされています。しかし、さまざまな治療法の研究も進んでいます。また、再発後の生存率などには個人差もあります。
白血病の初回治療後は、定期的な経過観察を行い再発の兆候がないかをチェックしていきます。何か気になる症状などがあれば、きちんと主治医に報告していきましょう。
「白血病」に関連する病気
「白血病」から医師が考えられる病気は20個ほどあります。
各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
血液内科の病気
急性骨髄性白血病急性前骨髄球性白血病
急性リンパ芽球性白血病
慢性骨髄性白血病
慢性リンパ性白血病
骨髄異形成症候群濾胞性リンパ腫辺縁帯リンパ腫
リンパ形質細胞性リンパ腫
マントル細胞リンパ腫
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫バーキットリンパ腫
末梢性T細胞リンパ腫
節外性NK/T細胞リンパ腫
成人T細胞白血病・リンパ腫
ホジキンリンパ腫多発性骨髄腫孤立性形質細胞腫
ALアミロイドーシス
POEMS症候群
白血病を含め、血液のがん(造血器腫瘍)にはさまざまなものがあります。
「白血病」に関連する症状
「白血病」と関連している、似ている症状は10個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
血液の異常サイン
疲労感
微熱
動悸感染しやすくなる
血が止まりにくくなる
腹部膨満感
リンパ節の腫れ
頭痛ふらつき
ものが二重に見える
白血病ではこれらのような症状が現れることがあります。気になる症状があれば、医療機関を受診してください。
参考文献
白血病の分類:国立がん研究センター
急性骨髄性白血病:国立がん研究センター
慢性骨髄性白血病:国立がん研究センター
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