ポイント2:出血の色と量と出血が続く期間

個人差はあるものの、生理開始1日目の出血も、着床出血も少量であることが多いため、1日の出血でどちらかを判断するのは難しいでしょう。出血が続く期間がどのくらいか、出血は増えていくかによって、ある程度区別することができます。
着床出血の場合
下着に軽くつく程度の少量の出血であることが多く、1~2日で終わり、長い場合でも4日ほどでおさまることが多いでしょう。
また、生理痛のように腹痛を感じることはほとんどありません。
出血の色:茶色、ピンク色、暗赤色
日ごろの生理と比べて出血量が少ない、腹痛や腰痛、下痢などといった症状が少ない、もしくはないという点が見分けるポイントになります。
生理の場合
2~3日目をピークに出血量が増え、4~7日間続きます。人によっては、血のかたまりが出ることがあったり、生理痛をともなったりします。
出血の色:赤色、暗赤色
| 出血の色 | 出血量 | 出血期間 | |
|---|---|---|---|
| 着床出血 | 茶色、ピンク色、暗赤色 | 下着に軽くつく程度の少量の出血 | 1~2日。長くても4日。 | 生理 | 赤色、暗赤色 | 2~3日目をピークに出血量が増える。血のかたまりが出ることも。 | 4~7日間程度 |
妊娠の可能性があると起こる着床出血。そもそも、なぜこのような出血があるのか、メカニズムを解説します。
着床出血は妊娠初期症状のひとつ

まず、生理との違いを知るために、生理のメカニズムをおさらいしましょう。
女性の体は妊娠に備え、約1カ月に1回排卵し、子宮内膜を厚くします。妊娠が起こらないと、この内膜が血液と一緒にはがれおちます。これが生理です。28日の生理周期では、生理開始日から14日目ごろに排卵が起こります。妊娠が成立しなければ、その2週間後に次の生理が始まります。
一方、卵子と精子が出合ってできた受精卵が子宮内膜に到達し、着床すると妊娠が成立します。
着床時、子宮内膜は受精卵を受け入れるために血管が増え、新たな組織にダイナミックに変化していきます。そこに受精卵が潜り込んでいくため多少の出血が起こることがあります。これが着床出血です。
着床すると排卵・受精から1週間~2週間後までの間に着床出血が起こる可能性があります。
着床出血は妊娠が成立していることを示すものですが、だれにでもあるわけではなく、また同じ人でも妊娠ごとにあったりなかったりする場合もあります。着床出血が起こりやすい人というものもなく、偶然起こるものです。
