猫の『性格形成』を左右する5つの要因 遺伝や環境が与える影響とは

猫の『性格形成』を左右する5つの要因 遺伝や環境が与える影響とは

1.遺伝的要因

母猫に舐めてもらう子猫

ラグドールは温和でおだやか、シャムは感情表現が豊か、アビシニアンは活発など、猫種別の性格の傾向は遺伝の違いも示しています。これらは親の血統を選択して繁殖されることにより、特定の気質が固定されてきた結果です。

親猫から遺伝されるのは気質そのものではなく、脳の働き方を決めるタンパク質の設計図です。これによって物事にどう反応するかが決まるので、結果として気質としてみられるようになるのです。

遺伝の影響は、環境を受けにくい子育てに関与しない父猫と子猫の気質の関係を調べた研究でも示されています。ただし、まったく父猫のコピーにはならず、親の気質が子猫の行動の違いに関係しているという結論になります。

2.生活環境の影響

幸せな家族

成猫になってからの飼育環境の豊かさ(遊び場・隠れ場所・人との関わり)は性格の安定度に影響します。静かで暖かく安全で自由がある環境は、優しい猫をつくりますが、ストレスが慢性化するような環境では、攻撃性や引きこもり傾向が強まることがあります。

野良猫の多くが人間を見ると逃げ出すように、飼い猫であっても生活の中で飼い主とのふれあいがなく、単に食事だけが用意されているような環境では、遺伝的に人懐こい素質があっても、人への親和行動は弱くなりやすいことがあります。

一方、そのような猫であっても、穏やかな家庭で人とふれあいながら飼われていると、次第に心を開き、優しくゆったりとした猫になることは多くの人が知っています。環境は性格の形成に大きく影響するのです。

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