猫の『性格形成』を左右する5つの要因 遺伝や環境が与える影響とは

猫の『性格形成』を左右する5つの要因 遺伝や環境が与える影響とは

3.幼少期の経験

女の子と子猫

生活環境の中でも、特に猫の生後2〜7週齢は「社会化期」と呼ばれる極めて重要な時期です。この短い期間で得た経験は、その後の行動パターンを大きく左右します。

子猫の脳は、外部からの刺激に対してとても敏感です。この時期に人と頻繁に触れ合って、安心できる空間で育った猫は、人に対して友好的で穏やかな性格になりやすく、逆に孤立した環境や、騒音・恐怖を伴う体験が重なると、警戒心が強く臆病な性格が作られます。

社会化期を過ぎると、神経回路の柔軟性は急速に低下して、脳の回路をつなぎ変えることが難しくなります。つまり、その後の経験では性格の修正がしにくくなるのです。初期の経験は、猫の一生の気質の土台となるのです。

4.恐怖や衝撃によるトラウマ

衝撃を受ける猫

猫は経験を通して安全か危険かを学習するため、ときに、過去に受けた強い恐怖や衝撃によるトラウマが性格に影響することがあります。怖い思いをした体験は長く記憶に残り、行動や反応の傾向として出てくるからです。

たとえば、落雷や近隣での花火など、予期せぬ大きな音に驚いた経験がある猫は物音に敏感になったり、人に乱暴に扱われたりした経験がある猫が、ほかの人に対して強い警戒心を持つことがあります。

これらは自分を守るための学習ですが、結果として、あらゆることに臆病になる、特定の状況で攻撃的になるなど、その猫の性格として残る場合もあります。

ただし、トラウマは時間の経過やその後の安心できる環境で少しずつ和らぐこともあり、必ずしも永久的なものとはいえません。

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