CLOSET & WASH ROOM
出勤前の身支度はここで
必要十分がおさまるクローゼット
久美子さんのヘアサロンが併設された1階には、4.5畳ほどの広々したウォークインクローゼットがあり、その先に洗面台、ヘアサロンへと続く。「クローゼットにはインナーからアウターまですべての衣類を収めています。アクセサリーや娘が学校に持っていくミニポーチ、ハンカチなど身だしなみアイテム全般をここに置き、お出かけ準備が完結できるように。仕事場へ行く手前の位置にあるので、私もここで身支度すべてを終えて向かうのがいつもの流れです」(久美子さん)
落ち着いた色合いが多い両親の衣服に対し、ひときわカラフルで目を引くのがきこちゃんの服。フランスのブランド 〈hello Simone〉のポップで鮮やかなデザインが好き。カラフルなハンガーは〈IKEA〉で購入。
アクセサリーや香水などもクローゼットルームにまとめると、身支度が一度に済んで効率がいい。インナーや靴下など、畳んで収納する衣類はすべて〈Pacific Furniture Service〉のコンテナに収納。コンテナが収まるOSB材の棚は、なんと洋介さんのお手製。引き出しとして使えるよう、コンテナのサイズに合わせてクローゼット一面に配置した。
「シーズンごとの衣類をここに収納し、衣替えのときはコンテナを入れ替えるだけで、簡単に済ませられる仕組みです。30代になって少しずつ自分にとっての心地いい服がわかってきたので、服の数はぐっとコンパクトになりました」(久美子さん)
クローゼットの先に続く洗面台は、サロンと壁ひとつ隔てた位置にある。出勤前の身支度やメイクはここで。「キッチンタイルと同時期に検討していた〈平田タイル〉のBuonoは、真っ白ではない独特の乳白色が気に入っています。白を基調にした空間は、暮らしから仕事へ、気持ちを切り替えるスペースにもなっています」(久美子さん)
扉の先にサロンが続くので、ここは店のバックヤードとして休憩スペースも兼ねる。手前にあるスツールは〈ieth ironthings〉のもの。鉄のフレームにペーパーコードの座面。適度に沈む座り心地がほどよく、体が落ち着く。
WORK SPACE
住まいとは一転、白を基調に
インスピレーションが湧く、余白のある場所
久美子さんの仕事場でもあるプライベートサロン〈JUURI〉は、木を基調にした温かい雰囲気の住まいとは一変、コンクリートベースのすっきりとした世界。家具や雑貨もあえて黒は入れず、白を基調に、余白のある空間づくりを大事にした。「ヘアカットやスタイリングはデザインの一部のようなもの。〈JUURI〉とはフィンランド語で “根っこ” の意味ですが、ここは自分にとってもアイディアの起源となる場所。新しいインスピレーションが湧くような空間にしたいと思っています」(久美子さん)
ギャラリーのようなイメージで部屋を設えている。棚の右側にある井藤昌志さんのシェーカーボックスが、サロンの雰囲気によく似合う。左端に置かれたのは〈DRIP POD〉のコーヒーメーカー。お客さまにくつろいだ時間を過ごしてもらえるよう、お茶やコーヒーを出している。
ディスプレイも白を基調にしながら、大人も子どもも訪れる場所なので、シックになりすぎずひとさじの遊び心を。右の青と黄色に絵付けされた花器は安倍太一さんのもの。チャーミングな表情が絵付けされた花器はパリの陶芸家、マドカ・リンダルさんの作品。お気に入りの作家さんで、器を少しずつ集めている。
