担任はどう対応すればよいのか
では、このような子どもに、担任はどのように対応すればよいのでしょうか。基本はシンプルです。悪い行動には過度に反応しないことです。
もちろん、安全に関わる行動や他の子どもに被害が出る行動は止める必要があります。しかし、必要以上に注目しないことが重要です。
心理学の原則では、「負の行動は評価しない」「正の行動を評価する」とされています。悪い行動に強く反応すると、その行動が強化されます。
一方で、少しでも良い行動をしたときにしっかり評価することで、行動は徐々に変わっていきます。
つまり、「問題行動には過剰に反応せず、良い行動を見逃さずに褒める」というのが基本的な対応になります。
周囲に受け入れられる子の特徴とは?
学校の先生や友人をはじめ、周囲の人に受け入れられ、いざというときに助けを得やすい子には、どのような共通点があるのでしょうか。
結論は非常にシンプルです。素直な子です。
勉強ができるかどうかは関係ありません。器用か不器用かも関係ありません。
自分ができないことを認め、助けを求めることができる子は、自然と周囲に受け入れられます。
以前、服のボタンをうまく留められない子がいました。その子は「先生、できないから手伝ってください」と素直に頼んできました。そして手伝うと、「ありがとう」と感謝を伝えました。
「不器用でも、素直に助けを求め、感謝を伝える」という姿勢が、周囲の大人の心を動かします。
先生も人間です。素直に関わってくる子には、自然と手を差し伸べたくなります。ある意味、「自分が子どもの成長の役に立ててうれしい」と感じるからです。
