「お酒を飲まない女性」で”γ-GTPが高い”4つの原因は?放置するリスクも医師が解説!

「お酒を飲まない女性」で”γ-GTPが高い”4つの原因は?放置するリスクも医師が解説!

お酒を飲まない女性なのに肝機能検査で数値がγ-GTPだけ高い場合に考えられること

肝機能検査では、γ-GTP以外にAST・ALTといった別の酵素の異常も確認します。お酒を飲ままない方で他の数値は問題無いのにγ-GTPだけが高い場合にどのような原因が考えられるかを紹介します。

γ-GTPが高くて他の数値(AST・ALT)は正常なケース

ASTやALTは、肝臓がいまダメージを受けていることをあらわすサインです。そのため、γ-GTPが単独で高い場合、肝臓自体には大きな炎症が無いものの、以下のような状態が考えられます。

胆道のつまりや炎症

初期の脂肪肝

薬剤の影響

肝臓自体に大きなダメージが及ぶ前の、胆汁の流れの異常や初期の不調を示唆している可能性があります。

γ-GTPが高くても一時的な変動の可能性も

γ-GTPは、検査直前の体調不良や激しい運動による体へのストレス、風邪薬などの薬が一時的に影響を及ぼす現象も否定できません。
「基準値を超えているからすぐに異常」とは限らず、同じ値でも普段の数値とどの程度異なるかによって危険性は異なります。普段の状態を考慮した総合的な判断が必要なため、必ず医師と相談するようにしましょう。

血液検査の「γ-GTP」の異常で気をつけたい病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「γ-GTP」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)

単なる脂肪肝から進行し、肝臓に慢性的な炎症が生じて組織が硬くなる状態を非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と呼びます。放置すると肝硬変や肝がんに進行し、黄疸や足のむくみ、お腹の張りなどが現れることがあります。主な対処法は食事療法と運動療法による減量です。肝機能の異常が見られる場合は、早めに消化器内科を受診しましょう。

原発性胆汁性胆管炎(PBC)

原発性胆汁性胆管炎(PBC)は、肝臓内の細い胆管が壊されて胆汁が停滞してしまう難病指定の疾患です。自覚症状がほとんど現れない方が70〜80%を占めるため、血液検査の異常が発見のきっかけとなります。病状の進行を抑えるためには、ウルソデオキシコール酸という薬を継続服用する治療法が標準的です。

薬剤性肝障害・薬物性肝障害(DILI)

摂取した医薬品やサプリメントが原因で、肝臓が炎症を起こす病気です。薬の服用後2ヶ月以内に起こるケースが多いですが、3ヶ月以上経ってから起こることもあります。治療の基本は、原因となる薬物の中止です。倦怠感、食欲不振、皮膚の痒みなどの初期症状に注意し、異常があれば速やかに消化器内科を受診してください。

胆石症・総胆管結石

胆汁の通り道である胆嚢や胆管に石ができる病気です。胆管に石がはまり込むと、強い腹痛や黄疸が現れます。炎症が起きて「胆管炎」になると、発熱や意識障害などを伴うこともあります。総胆管結石の場合は早めに結石を取り除く処置が必要なケースが多いため、無症状でも腹部エコーで石が見つかった場合は専門医の診断を受けましょう。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。