●「すごく腹立つ」それでも「必要な存在」
法廷には、妻が情状証人として出廷した。
現在、被告人とは別居し、実母の支援を受けながら子育てを続けている。
幸いにも、腕の骨折や頭部のケガについて、現時点で後遺症は確認されていないが、定期的な検診で経過を観察する必要があるという。
妻は、被告人について「すごく腹立つ」と語る一方で、「それでも必要な存在」とも述べた。
しばらく同居する予定はなく、児童相談所と連携しながら今後の方針を決めていくという。ただ、妻自身も、初めての育児で心の余裕を持てなかったことに後悔があると話した。
事件が実名で報じられていることから、将来、子どもが父親の存在をどう受け止めるか。服役した場合の影響も含め、「社会の中で更生してほしい」と執行猶予を求めた。
●骨折をさせたあと「まず自分の心配をした」
被告人質問で、当時の心境を供述する。印象的なやり取りもあった。
弁護人:骨折をさせてどう思いましたか。
被告人:妻にどう言おうと…。
弁護人:子の心配は。
被告人:まず自分の心配をしてしまいました。
弁護人:事件の原因をどう思っていますか。
被告人:親としての自覚が欠けており、こんなにも家族に迷惑をかけると想像できませんでした。
被告人は現在、心療内科に通院している。事件の重大さを忘れないため日記をつけ、感情のコントロールを学んでいるという。
言葉を振り絞るように話していたが、再犯について問われると、「今の私では、自信が持てません」と答えた。

